「ハウルの動く城」

 観ました。

 これはですね「久しぶりの“本物のファンタジー”を観たなあ」という感じですかね。個人的に、名作であると思います。ひょっとするとこれまでの宮崎作品の中で1番と言ってもいいかも知れません。「宮崎風ファンタジーがついに完成したなあ」とかそんな感想でしょうか。

 “本物のファンタジー”とは何かと言いますと、まあ個人定義ですが、「感性でしか感じ取れぬものを感覚のみで描き、かつ、それが説得力を持って訴えかけてくる作品」のことを僕は“本物のファンタジー”と呼んでいます。

 宮崎駿って何か微妙に社会的主張とか勧善懲悪の理論とか、微妙に説明くさいシステマチックな話を書いておきながら、肝心なところで突然説明抜きに「ご都合主義」に走ったりするので、いまいち作品と作風が合ってないなあと思う事が多いのですが、この「ハウルの城」は、そういう説明くさい部分はすべて排して、視聴者を置いてけぼりにして映像の力のみで抽象的なカタストロフィのイメージを描ききっています。これはすごいことです。まあ、それに視聴者が着いて行けるか、かなり疑問で、「話は良くわからん。でも***のキャラはかわいくてよかった」とかその辺に転げ落ちそうですがw。一般受けはしないんじゃないかなあ。てか、「千と千尋~」とかの人気の惰性で売れてるだけでしょ。

 ということで、これは感性に訴えかける話なので、あれこれ説明はしません。解説しだすといろいろありますが…そんな糞の役にも立たない解説なんか見て凝り固まった思考なんか与えてしまうと、観る人の「感性」が死んでしまいますしなw。観て、感じてください。まあ、わからなかったとしても別に気になさらず、ただ自分には合わなかったのだと割り切ると良いかとw。

 んでは。
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by namizusi | 2004-11-25 02:23 | ストーリーメディア


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