深淵の遊び方(6):(-_-)

今回は、深淵の重要な“焦点”、魔族・龍・魔剣・魔法の品の扱いについて。



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1.魔族論
 魔族・龍・魔剣・魔法の品の扱いについて解説します。

1-1.一般人から見た魔族
 昔、RPGマガジンに掲載されて、その転載記事がネットにあったはずですが……なくなってるようです^^;。ということで、適当にまとめておきますと

・一般人
 基本的に悪いもの、近寄りたくないと考えている。悪魔?

・戦闘系
 基本的に近寄りたくないと考えているが、戦う相手になる場合もある(ぞっとすることだが)。

・神官系
 基本的に敵である。(妖精騎士は味方っぽい?)

・魔術師系
 慎重に扱うべき対象である。研究対象である場合もある。稀に友好的な魔族に遭遇することもある。

・北原の一般人
 神様、もしくは敵国の信奉する神、あるいは悪魔。

・魔族教団関係者
 神様、もしくは敵国の信奉する神、あるいは悪魔。

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1-2.魔族
 深淵で最もスタンダードな、悪魔的存在、神、倒すべき敵となります。
 一般人は“無知”ゆえに忌避していますが、魔導師系・夢占い師系キャラクターは多少相手が友好的/敵対的かを見分ける力を持ってます。

・PCの望みをかなえる方法
 1)魔族固有能力によって叶える
 2)運命を書き換える

・代償
 魔族によって異なる。
 ルールブックの設定を参照して、それらしい代償を考え出すと良いです。
 基本的には、各魔族が「運命」を持ってるので、それに沿った代償を差し出させると良い感じ。

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1-3.龍
 「破壊の権化」。魔族・魔族信徒からすら忌避されております。

・PCの望みをかなえる方法
 暴力・破壊による解決

・代償
 龍の欲望(典型的なのは「破壊衝動」など)を満たすような代償を支払うのがセオリー
 払えなかったら、PCもろとも近隣地域が壊滅する感じ

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1-4.魔剣
 力を持った魅惑の存在。所持者を破滅に導く。

・PCの望みをかなえる方法
 1)魔剣の特殊能力を使用する
 2)戦闘能力の増強
 3)魔剣にまつわる魔族を呼び寄せる

・代償
 魔剣で殺すべき対象、など。

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1-5.魔法の品
 力を持った魅惑の存在。所持者を破滅に導く。

・PCの望みをかなえる方法
 1)魔法の品の特殊能力を使用する
 2)魔法の品にまつわる魔族を呼び寄せる

・代償
 ケースバイケース。

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2.「代償」について
 ついでに目的を達成するために支払う「代償」についても解説しておきます。

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2-1.「代償」の重み
 ルール的には「寿命4年~8年」分の価値があります。
 寿命4年削ると運命が1個得られます。運が良いと、得た運命でPCの目的が達成される可能性があるので、最低寿命4年分の価値はあるというわけです。また、PCの運命が3つある場合に寿命4年払って新たな運命を得ると、別の1個の運命が消えて、消すときに寿命4年削れますので、寿命計8年あれば、ほぼ確実に問題にしていた運命が解消される計算になるというわけです。

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2-2.代償:自分の命
 比較的汎用的に使える代償です。が、使っちゃうとそこで終わるし、2度と使えないので、最終手段と思っておきましょう。

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2-3.代償:生贄(笑)
 上の「2-1.「代償」の重み」で、その代償が妥当であるか機械的に測ることができます。

 深淵では、「縁故」を喪失すると、その縁故に対して指定したポイント分だけ寿命を失います。「2-1.「代償」の重み」で、「代償の価値は寿命最低4年分」と書きましたので、生贄をささげる場合は、4点以上の縁故を割り振った対象を生贄として捧げるのが妥当ということになります。

 あと、特例として「運命:王者の相」を持ったキャラクターは、それだけで生贄として格別の価値があります。

 その他には、大して縁故を割り振ってなくても「数が多ければ」それなりに代償として有効になる場合があります。村人全員生贄に捧げるとか、町の住人全部を生贄に捧げるとか、自分の国を魔族に蹂躙させるとか、そんな感じですな。

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2-4.別の新たな運命
 運命を解消する代わりに別の運命を受け入れる、という代償の払い方です。比較的安上がりな運命解消法です(内容によりますが)。

 ローズ・トゥ・ロードというシステムに「骨の商人グドル」という魔族がいて、そのポリシーが、「相手の要求を100%満たしつつ相手を破滅させる」というものなのですが、深淵の魔族をプレイする時も同じ感じでやるのが良いと思います。

 ポイントとしては

・目的は達成できる
・代償として得た運命によって将来PCは破滅する
・得る運命の内容は、該当魔族らしい運命にするとよりベター

という感じに、運命を選出すると良いです。具体例としては、

・「死んだ恋人を蘇らせて欲しい」と言われたら、望みを叶える代わりに「愛する者を滅ぼす予言」の運命を与える

とか、そんな感じです(酷い(笑))。

 「代償として運命を得る」取引は、コストは安めですが、相手が嫌な運命を付けてくる「とても危険な取引である」と思っておけば間違いないかと思います。

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2-5.縁故
 「2-3.代償:生贄(笑)」にも書きましたが、縁故4以上のものはすべて代償として機能する可能性があります。それは、人間だけではなくて

・大切な品物

という無機物だったり

・誇り

という目に見えない価値だったりします。

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2-6.他人に知られたくない秘密・運命
 「2-5.縁故」のバリエーションですが、他人に知られたくない秘密・運命を暴露されるのも、代償として有効な場合があります。

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2-7.記憶喪失
 「2-5.縁故」のバリエーションですが、大切なものをすべて忘れてしまうのも代償として有効な場合があります。映画「エンゼルハート」みたいな感じ。

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2-8.羞恥心
 「2-5.縁故」のバリエーションですが、恥を無理やり捨てさせるのも代償として有効な場合があります。

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2-9.他人の運命
 PC自身ではなく、他人の運命を操作するのを代償として払うというのも交渉次第で有効と思います。自分の愛している人が自分のことを全部忘れてしまう(記憶喪失)とか、自分の愛している人が自分のことを憎んで殺しにやってくるとか。

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2-10.戦闘する
 戦闘すれば、結果自分が死んで「2-2.代償:自分の命」を払ったことになる場合もあるし、縁故を使って妄言吐きまくってればサクッと寿命4年くらいガリガリ削れますので、代償としては申し分ありません。ただ、相手を倒すことで本当に自分のPCの望みがかなうのか?は、よく考えた方が良いです。

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2-11.あとは自分で考えろ
 面白い「代償」はそれだけで面白いシナリオネタとなりますので、ぜひ考えてみると良いと思います。

こんな感じに、深淵では簡単にシステマチックに「物語的説得力」というものを表現できるわけです。


今回はこんなところで。

んじゃまた。
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by namizusi | 2009-12-10 21:34 | 深淵


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