「登場判定」の莫大な弊害について(昔話):(・_・)

まー、昔話です。
が、今のTRPG展開にもわりと影響している話ではあると思います。



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1.「登場判定」の登場
 悪名高き(悪評流してるのは僕だけだと思いますが(笑))「卓上ゲーム板用語辞典」で調べたところ

http://www16.atwiki.jp/takugedic/

……どこにも書いてないよ(爆笑)、ということで相変わらず役に立ちませんでした。南無。

 一応記憶を頼りに書きますと、N◎VAで一部のキャラクターの特技として表現されていたものが、「トーキョーN◎VA The Revolution」(1998年)で全PCの使える一般的ルールとしてリリースされたと記憶しております。

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2.「登場判定」の利益と問題
 クライマックスや重要シーンに全PCを呼び寄せることができる(以前は、クライマックスな戦闘が起きても「そこに登場出来ないので」で暇を持て余したPLが続出する問題があったのが、解消された)ということでもてはやされたのですが、一部ユーザからは、致命的問題があると指摘もありました。


・声の大きいPLを助長するだけである
・PvPで登場判定なんか無制限にやったらゲームが壊れる


 ということで、個人的にはPvP風味なセッションの場合は、シーンPLが登場判定して良いか制限かければ良いんじゃないの?と提案してたんですけど、「登場判定」大好きなN◎VAラーが


「そんなことされたら暴れるよ!」


とか言い出して、N◎VAのプレイヤーって実に恐ろしい恐喝的行動をする人もいるんだなあと、しみじみ思ったものです。

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3.「登場判定」の展開
 散々問題点が指摘されたせいか(指摘しまくったおかげか)「ダブルクロス(初版)」では「浸食率」というPCの登場回数を制限するルールが導入されて、前ほどの猛威は振るわなくなったおかげで「登場判定」への非難はある程度落ち着いたように思われます。

 そのあと、どこかでシーンPLが登場して良いかどうか判断できる権限移譲がされるようになったと思われるのですが、どの辺でそうなったかは不明です。少なくとも「シノビガミ」では明示的にシーンPLが他のPCの登場を制限できるようになっております。

 今では、「登場判定」って、あるのが普通なルールとして浸透しており、無条件に登場するのは抑止されて、GMやシーンPLに確認して登場するのが普通という「マナー」もわりと普通に浸透してきているように思います。

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4.「登場判定」の暗黒歴史
 「登場判定」で最も弊害を受けたと思われるのは、当時黎明期だったPvP系システムがことごとく断絶・絶滅したことだと思っております。

 「天羅万象」「ビーストバインド」など、PC対PCという構図を誘発する可能性のあるシステムが、ことごとくサポート断絶や、バージョンアップによる換骨奪胎によって対立要素を駆除され、結果としてPvP的遊び方、楽しみの伝承が一部を除いて途絶える結果となりました。

 個人的な意見としては「登場判定」という素晴らしい(が、問題も大きい)ルールを流布させたいという誰かさんの「エゴ」のために、それとバッティングする体のPvP系システムが断絶させられ、その辺のテクニックを封殺するようなテクニック論の上塗り(具体的に言うと、情報隠ぺいの禁止、とか)がされたと認識しております。

 その辺の推測が正しいかどうかはさておき、事実としてPvP系TRPGシステムは一時期どこからも発売されず完全になりを潜め(深淵は細々裏で生きておりましたが)、コンベンションでも「事故りやすいから」というレッテルを貼られて、弾圧の憂き目にあっておりました(という認識で素(笑))。深淵コンでも「深淵では良いけど、外のコンベンションでは『フルアドリブセッション』『PC間対決』は禁句なので」などと、しみじみ語られたものです。南無南無。

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5.現実に照らし合わせると
 まあその、大義のため(それは本当に大義なのか?(笑))に少数派が踏みにじられるというのは世の常ではありますが、何とかならんものかなあというのはあります。

http://d.hatena.ne.jp/ninjahattari/20091129

 最近だとこんな事例がありましたな(現在進行中)。

 ユーザとしては自主的にNOを唱えるか、隔壁なんかを作って防護するしかありませんが、強すぎるルールというのは「使わない方が良い」場合もあるもので

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id240123/

 この辺りでも見て(笑)、本当にそれは必要なものなのか、そうでないか、をよく考えて取捨選択すると良いんじゃないかと思います。

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6.PvPの復活
 比較的近年になって「とらぶるエイリアンず」「シノビガミ」などの古くて新しいシステムが発売され、特に「シノビガミ」は


・PvPでこそキャラクタープレイが映える!


というのを実証する良いシステムで好評で迎えられ、時代は変わったなあとしみじみ思うところではあります。



そんなところで。
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by namizusi | 2009-12-12 13:16 | TRPG


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