深淵の遊び方(10):(-_-)

・GMの提示する“物語”は『常に』つまらない:(・_・)
http://sun.endless.ne.jp/users/simizuna/scenario/RPG_memo/rpg_memo2003-01.htm#084

という記事を大昔に書いたのを再発掘。

・TRPGにGMの作家性は要らない:(・_・)
http://simizuna.exblog.jp/10735110

という似たような記事を後で思い出したように書いたら、「そんなスタンスの人だと思わなかった」的なコメントをされたのを見かけたのだが、この辺の考えは昔から全く変わってないので、きっと何か根本的に勘違いされていたのであろう。



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 要するに


・目の前で面白いプレイが繰り広げられている
・それはシナリオに全然沿ってない。むしろ反逆的展開(笑)


という状況で、シナリオに沿って進めることを優先するか、場の流れを尊重するか、という話で。俺の場合は昔から同じだが、自分が作ったシナリオなんてものは“糞”だと思ってるんで、そんなものは後腐れなくポイっと捨てることにしている。いや、一応丹精込めて作ってるんだけど、その場でみんなで発想されることの方が常に素晴らしいに決まっている、と思っている。それに比べたら、たった一人で考えたネタなんてのは全然大したもんじゃない。

 悪いなあと思うことがあるのは、俺がPLのときにもGMに対して同様のスタンスを求めてしまうことがある点である。悪いなあ。そこら辺捨てきれないGMさんとはエッジなセッションは出来ないな。

 そこまで振り切れてないGMさんが多くて、そういう人はシナリオについこだわってしまうところがある。シナリオにこだわるあまり、目の前でPLによって面白い展開が創出されつつあるのが目に入らなくなっている時がしばしばあるように思う。

 それはさておき、この先面白くなりそうだが、そんな展開は全く考えてなかったぜ、という時にどうするかであるが、いくつかテクニックがある。


1)休憩を入れる
 とりあえず、いったん頭を冷やして状況を整理する。そこから何か良いアイデアが見えてこないか、期待してみる。

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2)これからどうするか、PC/PLに話し合ってもらう場面を作る
 話し合ってもらえば、GMが拾うと良さげなネタをPLが提示してくれる(PCたちはどこへ向かうか?何をしたいと思ってるか?など)。

 話し合ってもらうと、「PLたちが勝手に話をまとめる方向のラインを作ってくれる」という効果も期待できる。PC同士が対決する構造の場合は2ラインくらいに分かれる場合があるが。

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3)夢歩きする
 夢歩きは各PL個別に話を聞くことになるが、それはそれでまたそれぞれのやりたい方向性というか欲望というか要望が明らかになることがあって、深淵の場合にはその欲望の先に魔族/龍/魔剣/魔法の品物を配置すれば、それがセッション全体として強烈なインパクトがあれば、そこが突如焦点として集束出来ることがある。

 夢歩きってこういう強烈かつ便利な使い方ができるので、他のシステムでも入れてくれんかなあと思うことが良くある。回想シーンとか、思索シーンとか、自分語りシーンとか、そんなのを標準化してくれんものかなあ。エンターテインメント的物語で普通にある内面展開を表現するために。

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4)「焦点」要素を整理する
 「焦点」とは、深淵では「魔族/龍/魔剣/魔法の品」のことですが、深淵の「焦点」要素を整理し、PCの向かう先に配置できないか検討する。

<1>「焦点」が1個しかない場合
 PCの行く手に「焦点」を配置するようこじつける。
 具体的なまとめ方としては

・霧の中でPCたちは同じ館にたどりついた
・偶然1NPCが各PCの知り合いで、その館に呼ばれたり、自分から訪ねて行ったりしてたまたま一堂に会することになった

とかやれば良い。(他にも良いネタがあればどうぞどうぞ)

 何か言い訳が欲しくなったら

「それは、運命だからだ」

と説明すれば深淵では通る(笑)。

<2>「焦点」が複数ある場合
 1)どれか1つの「焦点」に話をまとめる。
 2)全部の「焦点」を1か所にまとめる。
 3)「焦点」対「焦点」の抗争をでっち上げてまとまるようにする。
   「「焦点」と「焦点」の間」も「焦点」になるのである。

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5)そこでセッションを終わる(爆笑)
 ぶっちゃけ、エピローグをやればPLが勝手に話をまとめてくれる。
 前に書いた

「龍がやって来て全てを燃やしつくす(生死不明)」

でも良い。

 昔やったのだと

「空からミサイルが降って来てみんな燃えた」

とか

「突然自分の影が現れて殺し合うことになり、ジャンケン判定で生死を決定」

とか、

「こりゃだめだとあきらめて逃げ出し、敗北感をげっそり語ってもらって終わり」

とか、いろいろある。

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6)ぶっちゃける
 最終手段。深淵では、この最終手段にたどりつく前にたくさんバッファがあるので、あがくだけあがくがよろしいかと(まさに、深淵ぽいと思うし(笑))。

 1)~4)で良いアイデアが出ず、5)で終わっちゃうのも何だしなあというときは、最終的にぶっちゃけて「どうしたらいい?」と相談する手がある。PLが良いアイデアを出してくれるかもしれない。



そんなところで
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by namizusi | 2009-12-17 01:46 | 深淵


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