襲来!コスモマケドニア!!感想:(・_・)

http://www.bk1.jp/product/03305320

久しぶりにいくつか気になってたリプレイを読んでみる週間で、読んでみました。

超つまらなかった!

ということで、どの辺が「いまいち」と感じたかを分析してみることにします。



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1.前提条件の問題
 「クロスオーバー」というのはどういう範囲のクロスオーバーを考えてるのかが良くわかりませんが、SRSのクロスオーバーなのか、FEAR社内システムのクロスオーバーなのか(これっぽい?)、リプレイのクロスオーバーなのか、複数TRPG会社作品間のクロスオーバーか、いずれにせよ、クロスオーバーというのは

・既存作品がある程度わかってないと面白さがわからない
・範囲が狭いほど、面白さのわかるユーザ層が狭められる

という問題があって、GF誌の方針を見ても明らかな通り、こちらは他社作品を取り込むほどの懐の広さなんてものは最初から欠片もない会社ですので、期待するだけ無駄であって、実際この「クロスオーバー」も社内の作品に留まる範囲の広さしか提示されておらず、一見さんお断りな雰囲気となっております。

 よく、TRPGのローカルコミュニティのプレイに参加する弊害として

・内輪受けネタに失笑する

という現象がありますけど、そもそも「クロスオーバー」というモノ自体が「内輪受けを公的に率先してやるぜ宣言」なわけで、しょうがないっちゃーしょうが無いかなあとそういう所もありますが。まあ、わかってる人が知ってる回顧ネタが出てクスッと笑ってもらえることを期待してるんですかねえ。わしにはわからんけどw。

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2.初心者/異文化不在
 初心者じゃなくても、異文化のコミュニティにいて、プレイに客観的にアクセスできる人がいると、リプレイを読む読者ってある種、

・コミュニティのプレイスタイルをよくわかってない地蔵プレイヤー

的立ち位置でリプレイ中で進行するセッションをながめてると思うんですけど(僕の場合はそうってことだが)、そうすると「わからない者」として自然に聞きたい基礎的質問とか多々発生します。それを代わりに聞いてくれるのが初心者的立ち位置のPL(PCではなく)だったりするんですけど、今回のリプレイではそんな立ち位置の人がいないのでわからないことがわからないまますっ飛ばされるのが辛いところ。……いちおう脇にコメントがありますが……なんだろうな、プレイ自体がそこで立ち止まらないので「読者も事情をわかってるの前提」で進んでるように見えます。小説だと、

・常に読者は作品世界をまったく知らないのを前提

に、毎回毎回わかりきってても、概要を説明する……出来れば「説明」じゃなくて「描写」で表現するんですが、リプレイの場合にはプレイの中で問合せる(枚数を費やして)のが読者にやさしい書き方になると思いますが、このリプレイだとリプレイシリーズの2巻目以降の「もう事情をわかってるでしょ?」的書き方になってて読んでてよくわからんです。

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3.ネタの詰め込み過ぎ
 途中で追っかけるのがどうでもよくなってくるというか

「はあ、そうですか」

で、めんどくさくなって流したくなるくらい詰め込まれてて、はっきり言って読んでてうざい感じ。

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4.NPCが多すぎる
 NPCが膨大で、その時点でかなりいまいちなんですけど、その上「内輪受けNPCの大量登場」が、内輪受けセッションを増長して酷い。既存リプレイを全く読んでないとか、公式NPCに全く興味が無いとか、既存リプレイのキャラクターへの思い入れが何もない人(主に俺(笑))にとっては、いちいちそこで盛り上がること自体が鬱陶しい(笑)。

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5.ネタも小粒
 田中天氏のリプレイは、比較的好きだったんですけど、トワイライト→ジパング→コスモマケドニアと来て、ずいぶんパワーダウンしたものだなと。いまさらこの程度のネタでいちいち笑わんよねえ? という感じで「慣れ」もありますが、

「だから何?」

という、まあこの方向性は飽きたかな^^;。

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6.プレイの参考として役に立たない
 まあ、これも方針によるトレードオフではありますが、初心者不在セッションのリプレイですのでプレイの役には立たないです。読み物として面白いか……は、上に書いた理由で僕にとってはいまいちでした。

 あと、プレイの参考として役立てるのにとても重要なこととして

「リプレイ記述者の思考内容を逐一描く」

というポイントがあります。

・冒険企画局リプレイ
 ・主にコメント部分

・SNEリプレイ
 ・ト書き部分

という所にGMの思考内容が書かれて、これが実際同じようなセッションをプレイしたらどう考えるか、どんな風に動揺するか(笑)の参考になって心強いのですが、このリプレイだとト書き部分が

・物語表現としての描写不足を補う描写

に費やされてるため、GMが何を考えてるのかさっぱりわかりません。FEAR社の他のリプレイの場合は、それでも一応シナリオとシナリオの間でGMの思考が書かれて、そこら辺の不足が補われますが、このリプレイは1冊でシナリオ1個しかないので、GMの思考を描く箇所がすっ飛ばされてるんですよね~。

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7.ゴシック文字が読み辛い
 まあ、ラノベとかFEAR社リプレイに慣れてない(ほんとか!?)影響かと思うんですけど、拡大文字とかゴシックフォントが出てくると

「読み辛え!!!」

と、つい思ってしまう所があります。ト書き部分が全部ゴシックってのはどうなんだろうなあ。あとマスターシーン的長い独白が全部ゴシックで書かれてるのも「どーだか」と思ってしまう。



……という事情で、僕にとってはつまらないリプレイでした。
「典型的なつまらない内輪向けセッション」て感じですかねえ。
続きは読まないだろうな~。

んでわ。
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by namizusi | 2010-11-22 00:16 | TRPG


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