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PARANOIAプレイレポート:(・_・)

先日PARANOIAをプレイしたのでそのレポートをば。
実に完璧かつ幸福なセッションでした。

プレイに使ったチュートリアルなどをアップ。
http://simizuna.tyonmage.com/scenario/Paranoia/paranoia_data.html



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1.プレイ前予告(R)
 パラノイアは優秀な市民による完璧なサポートコンテンツがネット中にあふれてるので、事前に見ておくと良いよ、という程度に紹介しておきました。

 ・パラノイア(Wikipedia)
 ・『パラノイア』紹介
 ・奉仕の会
 ・パラノイア紹介動画

 特に動画が素晴らしいですね。便利な時代になりました。

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2.コミーの陰謀で無料ルールサイトが閉鎖(R)
 前日にネット上のPARANOIAのルールを借りて準備しようかなと思ったら、10月31日にサーバがまるごと閉鎖した模様。コミーの陰謀に違いありません。さすが某諸島で船をぶつけてた画像が流れても罪を認めて出頭なんかするわけねえ、厚顔無恥国家第一党なだけありますな。さすがきたないコミーきたないさすが。

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3.シナリオとか(R)
 何度かプレイした結果、結局PARANOIAらしい幸福さを満喫するには

・普通のシナリオで十分

というか、あの幸福な世界設定とか、秘密結社とかミュータントパワーの秘密情報が揃うだけで

・勝手に完璧かつ幸福なセッションになる

 わざわざ捻ったシナリオとか考える必要もない。ということで、奉仕の会の同人誌掲載の昔プレイしたシナリオを再度やることにしました(内容が短いのも良し)。とりあえず

・爆弾で
・核で
・メルトダウンで
・チェレンコフ光

 という辺りがベーシックなところであろうと。
 他にも、10階建て?の秘密結社襲撃シナリオもベーシックで面白いシナリオだと思います。次の機会があればまた幸福になりましょう。

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4.事前チュートリアル
 ……事前予告はしたんですが

・事前予告しても絶対にそんなの一切チェックせず、当日ぶっつけ本番参加する人

というずぼら系のTRPGプレイヤーというのはどこにでもいるもので、うちのグループにもいますが、予想通り「まったくわかりません」という返事だったので、世界観とかパラノイア的考え方などの解説をしました。詳細は下記参照。

http://simizuna.tyonmage.com/scenario/Paranoia/paranoia_data.html

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5.キャラクターメイク(UV)
 PARANOIAは、元々かなり古いシステムなので(1984年。何と四半世紀以上前!)キャラクターメイクが面倒という問題が(Zap!Zap!Zap!)

 ええ、制限時間に合わせて適正かつ完璧な新型キャラクター作成ルールを導入いたしました。

1)技能はデフォルト1(レーザー銃は5)
2)30ポイントを、技能に割り振る。
3)各技能は上限5(レーザー銃は9)とする

 基本的に1d20で技能以下が出たら成功ですが、まあ基本は失敗するので(笑)、Maxで25%で良いかと。「天邪鬼ポイント(ParanoiaXPで導入されたヒーローポイントみたいなの)」を使ったり、サービスグループの特典でそれ以上に技能が上がる可能性がある感じにしました。あと、交渉のときにワイロを出すとその分交渉技能に修正値とか、そんなローカルルールも入れてみたり。

・サービスグループ
 http://simizuna.tyonmage.com/scenario/Paranoia/servicegroup.doc

 サービスグループはカード選択にして、それぞれサービスグループらしい特典が付くようにしてみました。

・所持金
 アルファベットチョコレートを配ってチョコレート1個が100クレジットという扱いで処理。

PC市民:「これをどうぞ」(いそいそ)
上位市民:「おお、ちょうど甘いものが食べたかったんだよ」

PC市民:「***していただけないでしょうか」(靴をなめる)
上位市民:「今おなかがすいてて甘いものを食べたい気分なんだがなあ」

……という感じに上下関係を超えた和やかなコミュニケーションが促進されました。とても幸福でした。

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5.5.秘密結社・ミュータントパワー(UV)
 「シノビガミ」の「秘密」みたいにカード化して隠す方式にしました。
 昔は各PLを別室に読んで密談したんですけど(それはそれで面白かったけど)

「コストパフォーマンスが良くない」

ということで、秘密結社の秘密のミッションをカード上に明記することで手間を省きました。参加者の感想は

「これだけで勝手にキャラが立つ!」

と、好評でした。

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6.ミッションアラート(R)
 制限時間20分で招集。もちろん遅刻は反逆です。幸福なことに今回のミッションは転送サービスが利用できました。

1人目:紫の車を止めたところ、紫の市民様はちょうど甘いものが食べたかったそうで、チョコレートを食しながら和やかかつ完璧にブリーフィングルームに到着

2人目:転送サービスを三連続使用して無事到着

3人目:転送サービスを一回で無事到着

4人目:ネズミと混ざったミュータントであることが発覚して即Zap!Zap!Zap!

5人目:幸運にもブリーフィングルームから10分という近場で鼻歌交じりに向かったところ、黄色い区画に踏み込んで処罰され蒸発

 5人中2人しかコミーでミュータントがいなかったという、実に幸福かつ快調な滑り出しでした。

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7.今回のミッション説明(R)
 メルトダウンまで残り8時間という状況で四時間におよぶ幸福かつ完璧なミッション説明がなされました。

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8.MBDテスト(R)
 ネット上にあったMBDテストをしっかり実行。

1人目:「すべての項目を埋めること」と書いてあったにもかかわらず空欄がありました。それから 「秘密結社に勧誘された時、私は:
  □ A.現在の秘密結社を辞め、引き受ける
  □ B.現在の秘密結社に残り、辞退する
  □ C.自身で秘密結社をつくる」
 →「C.自身で秘密結社をつくる」という反逆的選択によりZap!Zap!Zap!されました。

2人目:名前を書き忘れていました!(Zap!Zap!Zap!)

3人目:(Zap!Zap!Zap!)
4人目:(Zap!Zap!Zap!)
5人目:(Zap!Zap!Zap!)

 ……MBDテストで全滅という嘆かわしい状況に(笑)。

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9.行き先を忘れる(笑)(R)
 完璧なミッション説明があったにもかかわらず、装備品を受けとるためにどこに行けば良いかがわからないという問題が発覚。妨害行為をした反逆者が特定されることになりました。古からの完璧かつ公正な意思決定方式

「多数決」

により、リーダーが反逆者であったことが特定されZap!Zap!Zap!されました。

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10.PLC(UV)
 例によってインフラレッドの屑が行列をなしておりましたが、リーダーの幸福な声かけと甘い幸福なチョコレートと、靴をなめて清潔さを保つという献身的活動により無事装備品を受けとり配分しました。PLCは爆弾が仕掛けられているという噂がありましたが(噂は反ぎゃ(Zap!Zap!Zap!))幸福です。弾丸の配分で「公平に分配しよう」と、粛々と分配されました。役割に見合った適切な所有の格差は必要なことです。ここの分配方式には反逆者の兆候が見受けられました。

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11.R&D(R)
 反逆者の致命的失敗(ファンブル)により核爆発でR&Dは壊滅しました。
 しかし、完璧なコンピュータ様は予備のR&Dも準備されておりましたので、問題なく粛々と発明品の支給がなされました。

<今回の支給品>
・冷却装置(メルトダウン抑止用。操作が非常に難しい)
・高性能嘘発見器(嘘を発見すると、嘘をついた反逆者を適切に処罰するよう、即座に爆発する(カウントダウン付き))……使用方法の説明を求められなかったので説明はしませんでしたが

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12.原子力発電所で(UV)
 チェレンコフ光で青く光る排水が実に幻想的でした。

1名脱水症状で倒れる

ハピネスオフィサーが「先に行っててください」と他のメンバーに言い、二人きりになったところで「コミュニストプロパガンダ」で洗脳しようとする(ハピネスオフィサーはコミーだったのだ!)

不審に思ったリーダーが「嘘発見器を使おう」と言いだす

嘘発見器が反応。カウントダウンが始める

リーダーが逃げ出す

どういうわけか嘘発見器が宙を飛んでリーダーを追っかける(ミュータントパワー:テレキネシス)

リーダー爆死

……という反逆的な活動が行われました。そのあと、とにかくいろいろあってメルトダウンしました。

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13.デブリーフィング(UV)
 市民たちの供述により、

・リーダー
・ハピネスオフィサー
・コミュニケーション&レコーディング・オフィサー

の、3名が反逆者であると特定されました。そのあとはデブリーフィングルームが燃えたり爆発したり巨人に踏みつぶされたりして詳細不明です。

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14.結果とか(UV)
 反逆者は20名死亡で、死亡率400%でした。
 導入でサクッと紙よりも軽くPCが死亡して「そういうもんだ」とわかった模様。
 PLCやR&Dではワイロの使い方も覚えてました。
 原子力発電所とかデブリーフィングでは人の揚げ足を取って告発しまくる泥沼戦に(笑)。
 自分が生きるために人を吊るし上げるという、さすがきたないコミーきたないさすが。
 ブラックな笑いの絶えない幸福なセッションでした。

 反省会……というか、感想戦は、やっぱり

「人を選ぶなあ」

ということで「こいつとはこのゲームしたくないなあ」という具体名が出てきたり。性格的にどうしても合わない人って出ますね。すねちゃう人とか、感情的になって歯止めが聞かない人とか。まあ、ゲームと割り切ってブラックユーモアを遊べる人じゃないと、人間関係が壊れるなあと。「ドカポン」と感覚的に近いなあという話も。

 まあ、おおむね予想通りで、わりとここのメンツは「悪いプレイ」も楽しんでやっちゃう感じなので合うかなと思ってましたが、楽しいセッションになりました。ハピネスオフィサーなんかは無いこと無いことばかり吹きまくって良い感じでした。あとコミュニケーション&レコーディング・オフィサーの人はさすが先生なだけあって、場をし切りつつ人を当たり障りなくはめるのが上手いなあと。

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15.次は
 いちおう、いまどきの王道ということで「ダブルクロス」は、やっておいた方が良いよ? と、勧めておきましたがどうなるか? あと、「ボールパーク!」をやりたいという人がいたので(なんてレアな(笑))、そのうちやるかもしれません。



そんなところで。
by namizusi | 2010-11-26 00:49 | TRPG


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