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ダブルクロス3rdプレイレポート:(・_・)

やりましたよ、中二病御用達システム~。

シナリオは基本ルルブ付属のCrumble Daysで、PC6でした……そんなのはないですが、PLが6人であふれたので、あぶれ者枠で。
他のメンツの人はFEARゲーをまともにやったのは初めて、という人らばかりだったので、フォローする感じのプレイになりました。

いや、何でわしがフォローしなくちゃならんのかねえ、とかしみじみ思いつつ(笑。



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1.雑感
 いわゆるキャラプレイとか、そんなにしっかりやるメンツではなかったのですが、ライフパスとかロイスに絡めてプレイすると面白い&システム的にも効果が出てくる、というのを若干見せつつプレイする感じになりました。

 で、シナリオ的にはPC1のエピソードがほぼ出ずっぱりでメインでいろいろ展開がある話だったので、そこに突っ込みを入れつつ、ここでこういう葛藤に突っ込みを入れてプレイすると、話的にも面白くなるよ、というのを演出しつつ、他のPCはそれを遠目に眺めてる感じで(ときどきおまけ程度にキャラプレイも入れつつ)。

 GMの方は、シナリオに情景描写とかNPCのセリフがある程度書いてあり、それを読み上げるだけで場面の描写が出来るので、そこら辺はやりやすそうな感じでした。(たまにPCの配置が変わって、その場面でメインになるPCがシナリオ記述と入れ替わる、とかいうのはありましたが)

 あとまあ、これまでわりとゲームゲームしたシステムか、グダグダパーティープレイなシステムばかりだったので、今回のシステムは

「どこら辺をどうプレイすると楽しめるか」

のツボが違ってて、放っておくと「楽しいんだかどうだかわからない」ということになりがちだったので、そこら辺にいろいろ突っ込みを入れて、盛り上げてプレイする感じとなりました。

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2.いろいろポイント
 細かいところで気を付けたところとか、気になったところの感想など。

2-1.キャラメイク
 今回はプレイ時間も短かったし(4時間くらい)、全員初プレイだったので(僕が唯一2ndをやったことがあったくらい)、クイックスタートでキャラは作成しました。

・ライフパス等の設定
 ROCで決定しますが

「そこで発生したパラメータは、キャラクター的に/物語的にどんな意味があるのか?」

を想像しながら、キャラ設定に取り込んでいくと楽しい。ということで、そこら辺をPCのデータを決めつつ突っ込みを入れたりすると楽しめるかなと。

・ロイスの設定
 これも同じで、単純に「これに決まりました」だけじゃなくてそれって、具体的にどういう意味なの? というのをイメージを固めながら雑談してくと楽しい感じでしたので、そこに突っ込みを入れつつ。

例)
・PC5の人がPC6(MyPC)に「愛情」という設定になった
・男同士でそれはどうなのか(笑)
・MyPCは「親が罪人」で親子関係が不遇な設定だったので、PC5がPC6のことを自分の子供のように思ってるのかなあ(PC5が37歳で、PC6が17歳な設定だったので、可能な感じかと)

……というようなイメージを固めていくのが面白かった……というか、そういうのを固めてくのが面白いよ、というのを盛り上げつつ紹介して見せたりしてみました。

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2-2.自己紹介
・ハンドアウトの確認
 PC一人の設定だけじゃなくて、今回のセッション中のPCの役割を、参加メンバー全員が掴んでると、お互い絡みやすいということで、キャラの自己紹介をしつつハンドアウトを一からおさらいして再確認しつつ認識を擦り合わせたりしました。
 で、MyPCはシナリオに存在しないPC6で(GM様ご苦労様でした^^;)、一応

・UGNメンバー
・PC1と同級生
・ラスボスと友人関係
・不良学生っぽい

という立ち位置なのをアピールしつつ確認したり。

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2-3.今回予告
 GMさんがナレーションしゃべりとか悪役しゃべりとかが、声の通りも良くてやけにハマる人で面白かったのですが、「今日はこういうセッションをするんだ」というのがわかりやすくなって良い感じでした。
 声の通りが非常に悪いわしには出来ん芸当だわw。

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2-4.オープニング
 オープニングはシナリオ通りわりとサクサクと。

・PC1の導入
 PC1の導入が若干、情報詰め込み過ぎで、PC1って初心者枠のはずなのに、その情報の詰め込み過ぎ加減はどうなのかと思いました。

え”、まだシーンが終わってなくて、まだ追加情報があるの(げええ)

そんな感じ。メインエピソードなので気合いを入れるのは良いんだけど、3分の2~半分くらいに削れんものか。せめて他PCにもうちょっと負荷分散するとか。

 ヒロインとの甘ったるいシーンは御馳走様でした。リア充爆発!!!

・MyPCの導入
 は、シナリオになかったので、何やったっけ?
 なんかテキトーにやっつけた気がします。
 終始好きにプレイさせていただきましたw。

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2-5.事件後のPC1とヒロインの絡み
 シーンがサクッと飛ぶのは良いんですけど「そこまで飛びますかねえ?」的に、PC1の心情的にもっと前に会話をしたかっただろうに、そこまで先に延ばされるのはどうか? と、ちょっと思いました。まあいいけど。
 あと、その辺の話に、シナリオには存在しないMyPCがどう絡むのか? は、他PLが突っ込んでない辺りの隙間を見つけて突っ込ませていただいたりしました。基本的に周りがよってたかってPC1をいじる系のシナリオだったので、そこに絡めば自然にセッションが盛り上がるという構造。

・そもそもPC1は「こちら側」に来るつもりなのか?
・ヒロインとの関係はどうしたいのか?
etc...

 一般的に、どこに絡めばセッションが盛り上がりつつ、話が上手く消化されていくかについてはポイントがあって

1)PC1に絡む
 (PC1が主人公系な話の場合。主に動機付けの部分)
2)ヒロインに絡む
3)ラスボスに絡む
4)他の暇そうなPCに絡む

の4択で、話を進めるなら1)~3)の隙間を埋めていく。すでにそこが満たされて余裕があるなら4)にも突っ込みを入れると良い感じでしょうか。

 今回のセッションはPLが初で不慣れな人ばかりだったので、そもそも何をしたらいいかすらわからない状況だったので、その空いたすき間を埋めてくプレイを意識してやりました。

 今回は、

・PC1の人が、わりと積極的にヒロインとは絡んでいた
・ラスボスはGM様の演出でバリバリ勝手に絡んで来ていた

というわけで、隙間の

・PC1への突っ込み

を推進。

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2-6.情報収集
 これについてはしつこく何度も言ってますが

超かったるい

ということで、本当にかったるくて、話の展開がずんどまりして、非常にむずがゆかったです(笑)。「学園祭をやる」「ピクニックに行く」「デートする」とかの日常系イベントで話を進めた方が断然良いと思うなあ。

PCが全員事情を知った調査系で固められてるなら、地道に情報収集に集中しても良いんですけど、

・事情を知らない巻き込まれ系PCが情報収集なんてそもそもやろうと考えるか?

という辺りにかなり無理があるなあと。

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2-7.中ボス戦闘
 PC全員に回り切る前に終了。一巡もしないのは、チュートリアルとして役立ってるかどうか謎。そして、PC1は初心者枠にも関わらず行動値が遅いので、手番が回らなくて、ますますチュートリアルとして役立っているか謎であった。

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2-8.クライマックス前
 クライマックス前のあの作業判定はどうなのかという感じでしたが、2回目でサクッと成功したのでストレスは特に感じずに済みました。
 突入前にPCそれぞれのモチベーション確認とかやってたのは良い感じだった。

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2-7.クライマックス戦
・PCのコンボが最初からキャラシーに書いてあるのは親切

・エフェクトの参照ページが書いてあるのは、最初は詳細を何度もルール確認したくなるので役に立った

・リザレクトが浸食率100%以上で使えなくなることは、キャラシーに書いてくれた方が忘れなくて嬉しい

・ダメージ効果が激しい(死んで蘇って、ロイスを切って)ので、派手な戦闘をしている気分になれる

・ダイスを大量に振るのは気分が良い

・10面ダイスが1人につき10~20個ぐらい欲しいが、一般人はそんなに持ってるわけがない(せいぜい2~3個)ので、そこで苦しんだ。僕が10個あまり持って行ってたので、それをみんなで使い回して何とかやりくりできたけど

・いざ10面ダイスを大量に買おうとすると高い。1個150円~200円くらいはする。PCは10個くらい、GMは20個くらいは欲しいところだが、ダイスを買うために

1,500円~4,000円

の投資が必要ということで、かなり馬鹿にならない額である。はっきり言ってルールブックよりも高い。これがオンセとか、ダイス判定アプリとか使えば無料で済む。

・一人一人の手番でかかる時間が長いので、戦闘中の待ち時間が長い
 ・エフェクトの組合せ確認に時間がかかる→ルール参照を始めるとさらにかかる
 ・ダイス判定の集計に時間がかかる
 ・浸食率上昇の効果確認でも時間がかかる
 →慣れればある程度早くなりますが
 →ダイス判定もツールを使えば高速化できるか

・衝動判定を忘れてたり、PC6人だったり、敵が戦術ミスしてくれたりで緩かったためバックトラックは余裕であった(2名100オーバーしただけ)

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2-8.エンディング
 僕は、いちいちシナリオなんてなくても処理できるけど、慣れてない人にはあると助かるのかなあと。
 いちおうMyPCだけがラスボスと友人だった設定だったので、彼の墓の前で新たな決意をする的エンディングにまとめてみた。

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2-9.アフタープレイ
・「良いロールプレイ」とは何なのだろうか? とても難しい問題である
・「場所確保」で経験点を貰えるのはとても嬉しい

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3.まとめ
・全般的に予想通り。
・PC1周辺は盛り上げたけど、PC3~4あたりは、時間的にも余裕がなくてあまり盛り上げられなくて暇そうで申し訳ない感じだった。まあ、PC1のいじられ具合を見て、それである程度楽しめてたかと思うけど。
・戦闘および、個別シーンの待ちが長くて、空いてるPLが寝る^^;
・情報収集はやっぱりかったるい。何とかして欲しい。情報収集の過程を面白く演出するルールを実装するか、情報収集なんてせずにミッションクリアor日常系イベントで話を進める方式に方針転換するか。
・FEAR系システムの文法がわかってる人が一人以上いないと、そもそもどうセッションを回すのかすら想像困難で、イメージなしでシステムだけで回せるかというと、かなり厳しい印象
・リプレイを読ませろということか
・シナリオのシーンがときどき電波的にすっ飛んでる印象。8割くらいはナチュラルに繋がってるので、そこはテストプレイなんかでこなれた成果ですかねえ。
・キャラやドラマチックなプレイに入りやすいルールが使いやすくこなれているのは良い(ライフパス、ロイス)



そんな感じでした
by namizusi | 2011-01-31 04:19 | TRPG


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