「魔道書大戦RPG マギカロギア」感想:(・_・)

魔道書大戦RPG マギカロギア
 いちおう買いました。
 「鬱展開自動生成システム」が売りらしい(ヒヒッ)。

 リプレイ&ルールを読んだ感想です。
 プレイした感想は、また機会があった後などでも(何年後か!?)
 個人的には「マスターしてみたいなあ」って感じか。



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1.アンカーとセッション構成
 アンカー(人間関係設定)のルールが面白いです。
 このルールの骨子は

「PCが傷付いて死亡すると
 代償としてアンカーが悲運に見舞われる(大ケガするとか。最悪死亡)」

です。PC自身が傷ついたり死にそうになるのはまあ、運が悪いとか戦略/戦術ミスがあったとかで受け入れやすいですが、このルールは

「自分がミスすると、(親しい)他人が傷付く」

というところが重要。

 自分でない他者の話なので、それが原因で相手に嫌われてしまうかもしれないし、そのままならなさが面白い。かつ、自分の失敗が他者に評価されるという責任感を問われるところが、当事者性の喚起に繋がってて、感情移入を促進するかなあと。

 で、アンカーと親しくなる過程が「ラスボスを倒すために調査をして『秘密』を明らかにしていく必要がある」によって自動的に描かれるのは良い感じなんですけど、最初の動機付けでNPCは何らかの悩みを抱えていることが明らかになったりするんですが、最終的にクライマックスでラスボスと戦闘することでその悩みが解消されるかどうかが微妙で、そこ、戦う必要があるのかなあ? という辺りがちょっとモヤモヤします。

<シナリオ作成>
1)ラスボスの発生理由を考える→NPCの悩みに起因
2)「秘密」をばらまく。→「悩み」の派生と拡散化
3)最終的にどうなってるか?→PCの導入

<セッション進行>
1)導入。ラスボスの存在が明示される。
2)「秘密」を明らかにしていくことで
 ・「悩み」の全貌が明らかになっていく
 ・「ラスボス」の所在が特定されていく
3)クライマックスは「ラスボス」との戦闘
 ・「ラスボス」は駆逐される
 ・「悩み」が解消されるかどうかはシステム化されてない

 こんな感じに、シナリオ作成はわりとやりやすいけれども、実際にプレイするとストーリラインが2つ発生して一方はルール上さっくり解消される(要するに戦って勝てば良い)けれども、他方はシナリオの設計とか、GM・PLのハンドリングしだいになっております。何も考えないと、全く解消されずに鬱なエンドになる可能性大(笑。

 こういう「空白」があると、「どう処理してやろう」とアイデアを考えるのが楽しいのですが

対処1)シナリオで上手い(敵方の)動機付けおよび「秘密」の構成を考える
対処2)ローカルルール導入で、何か解消方法を考える

対処2の方は思い付いたのですが、まだ遊び方も定着していないうちにいきなり改造するのも何なので、半年くらい寝かせておこうかとw。

 あとまあ、アンカー周りでは、通常の判定でもアンカーにダメージが行く「罠」がいろいろ仕掛けてるので、いろいろ悪意を感じる構成になってて良い感じですw。

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2.リプレイ
 上で書きましたがいくらかちぐはぐなところのあるシステムなので、リプレイも何だかモヤモヤ終わっております。少年と少女(中身は1000歳以上)のやりとりはドラマチックで良かったですが、PC1?の話は

「ちょっとひねり過ぎで、感情移入が吹っ飛んじゃってるなあ」

という感じでした。
 ……GMが凝り過ぎたシナリオを考えると良く起きる現象ですね。本当によく見るw。

 まあ、そういうのをいかにシンプルにわかりやすく見せられるよう工夫を凝らすのが、腕の見せどころではあります。

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3.戦闘ルール
 ダイス目で攻撃防御するルールが面白いです(出目が同じだと防御される)。
 代表者一人が戦って、周りがサポートというのも、各PC見せ場が出来て良い感じ。
 バランスは、スリリングに取れてるように思われます。

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4.添付シナリオ
 結構面白そうです。シナリオを作る参考にもなる。R&R掲載のシナリオもチェックすると良さげか?

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5.サンプルキャラクター
 がないので、とりあえず「サンプルキャラ使って速攻プレイしてみるか」というの出来ないのがちょっち辛いです。とりあえずTRPG初心者には進め辛いかも~……一応

「リプレイに出てきたPCデータをそのまま使う」

という手を使えば出来なくもないか?年齢とか幅広くカバーしてるし。触手はどうなのか?(笑)



 そんな感じで、機会があれば遊んでみたい。個人的には面白い構成を考えて、ぜひマスターしてみたいかなあと。内輪オフのメンツはあんまり鬱展開をやってないので、これでビシバシトラウマを刻んでやればっ。ちょうど「まどかマギカ」で鬱な展開も了解を得られやすい雰囲気だし。

 そんなところで。
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by namizusi | 2011-04-30 14:39 | TRPG


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