人気ブログランキング | 話題のタグを見る

メゾン・ド・ヒミコ

 観ました。突然映画を観たくなって飛び込んだところでやってた映画。

 ゲイの集まる老人ホームのような館「メゾン・ド・ヒミコ」に手伝いとして雇われたヒロイン。手伝いとして雇われたのは、実はそこの管理人をしている彼女の父親に会わせるためだったのだ。彼は家族を捨ててゲイとして大成し引退。今ではガンのため余命いくばくまない…。という設定

 しみじみいい映画だったのですが、キャラの内面展開が漫画チックなのがどうなんかの~?(原作漫画?企画本の方ではキャラが漫画で描かれていてそのイメージにかなり引きずられている感じがした)あとまあ、やはりホモセクシャルな話は生理的に耐えがたい部分があるというのと、観に来てた人らが女の人ばっかりだったというのがなかなか引くものがあります(笑)。

 ヒロインの父親役の人もかなりかっこいい、いい味を出していて素晴らしかったのですが、こういうゲイの出てくる映画を観ると「オール・アバウト・マイマザー」という映画があったのを思い出します。こちらの映画はゲイも描くことによって「女性的なもの、母親的なものとは何か?」というものを描いた秀作なのですが…そういえばアカデミーを取った「めぐりあう時間たち」も、同様のテーマを描いた名作でした。

 しかしまあ、「オール・アバウト・マイマザー」ですげーなあと思ったのは、「たとえゲイであっても美しくなくてはならない。むしろ女性以上に美しいゲイもいる」という女流作家小説でしか出てこなさそうなテーマをビジュアルの世界で実現しちゃってるところでしょうか(^^;。一見の価値ありです。

<次に観たい映画>
そして、ひと粒のひかり
 面白そうな映画はシチュエーションを聞くだけでドキドキする。カンヌで賞を取った「クレールの刺繍」も地味~~~に面白そうだけど映画館に行くほどでも~って感じなので保留。

んでわまた
by namizusi | 2005-10-15 15:24 | ストーリーメディア


<< 翠ガノ大剣ソロ討伐 めんどくさアイテム収集方法 >>