最近買ったのとか

「クイーンズ・ブレイド」
 結構売れてるみたいである。

 昔、ロストワールドという対戦型のゲームブックみたいなのがあった。どういうのかと言うと、本には対戦相手の絵が描いてあって、上段攻撃をしてきたとか、盾で防御したとか、こちらの攻撃をくらって転倒しただとか、そんなのがあった。で、対戦用のマトリクス表があって、プレイする人間はお互い次の行動を宣言し、相手が上段攻撃をしてきてこちらは盾で上段ガードと宣言したから…で表を参照してキャラの描かれた本を参照すると盾で防御した絵が描いてある、というゲームである。(わかりにくい(笑))

 で、昔はゴブリンやドラゴンとかのモンスターとか、ファンタジーRPGに出てくるような戦士とか盗賊とかのキャラのデータを売ってたのだが、今回は同じレギュレーションでキャラを今流行の“萌えキャラ”…というのはジャンル分けとして微妙であるが(^^;、要するに女の子の絵に変えたというものである。

 要するにこう→クイーンズ・ブレイド

 テーマは非常に下世話で俗悪になったが、一発ネタ企画としてはひじょーに上手いなあ~と思っていたところ(ランブルローズとタイミングとか内容を合わせたりなんかしたらもっと売れたかもしれない)、地元の本屋2件ではさっそく売り切れた模様。1件はTRPG関連書籍を専門的に扱っていて結構山積みで置いてあったのだが、先日見たところでは山がすっかりなくなって1冊しか残っていなかった。意外と売れているっぽい。

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「戦国霊異伝」
 シナリオは地味だが味わい深いものであった。なかなか良いなあ。

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「ギガントマキア」
 カオスフレアでも使っていたが、「シナリオキー」とか「シナリオフラグ」というのが最近の流行り文句であろうか?「エモーションカード」と言ってセッションの雰囲気を伝えるカードを渡すのが面白げ。「友情」とかのカードで仲間を励ましたり、「絶望」のカードを渡して危機感を煽ったりできるみたいですな。

 しかしこう、メカ系のシステムってデータが多くて、それもパラメータが非人間的感覚にデザインされるので、あらかじめルールを覚えようという気が全然起きんのだが(^^;。「射程1-2」とか書かれると何でハイフンが付いて2つも数値があるんだ?とか思う。まあ、わからんでもないけど。

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「オーバー・ザ・レインボー」
 アルシャードFFのサプリメント。基本ルールを買ってないのにわざわざこれを購入したのはひとえにゲームマスターガイドを読むためであった。

1)シナリオ
 オズの魔法使いネタ。なかなか良いんだけど、いつもいつもこの手のシナリオを見て思うのは「何で一番おいしい配役をNPCにするんかな~。PLのことを何だと思ってるんだろうね~」というところである。

2)ゲームマスターガイド
 ゴールデンルールについて「卓の総意を尊重する」というスタンスを前面に出すようになったのは良いと思う。細かいあらを探しだすと切りがないが(というかやけに誤字や意味の通ってない文が多いような気が(^^;))、

・審判の裁定は絶対である~の話
 ルールではなく審判の裁定を持ち出すのは「極めて稀なケースである」。あるいは「ルール通り裁定したいが動きが素早すぎて一般人には見分けが付かないので、ルール通りきちんと裁定してくれると期待して、審判の裁定を絶対的な決定として扱う」という辺の事情について言及せず、

・GMは審判である
・審判の裁定はルールより優先される
・よってGMの裁定もルールより優先される

という3段論法を使ってくるので何だかなあという。金をもらって、ゲームの経験をしっかり積んで、試験を受けて成立している「審判」の判断と、その辺のぽっと出の「GM」の判断を同列に論じていいものであろうか?
あと

・ルールに記載されているから正しいのだ

という論は循環論法と言って“結局根拠はないのだ”と、逆説的に自ら説明してることになるんだがのう。

 それから、いくらきちんと選出されたはずの審判でも、特定のチームに“えこひいき”な裁定を下すとマスコミやその辺の審判の裁定自体を客観的に裁定する協会から注意を受けるといったことによって、「公正さ」を保証する動きをわざわざ作ってるんだけど、「ゴールデンルール」を良しとしているシステムではその辺の当然入れるべきであろうフェールセーフ機構についてどう考えているのであろうか?が謎である。

 あと「ハウスルール」については扱いが変わるので一緒くたにしない方がいいと思うのだが、

・何のためにハウスルールを作るのか?
・それは事前に公開するのかしないのか?(ネタの都合で公開できない場合がある)

という部分が重要だと思う。ゴールデンルールも状況によっては使う必要が発生すると思うのだが、一番重要なのは

・何故ゴールデンルールを使うのか

についてよく考えることだと思う。出来得れば、常に、利他的な目的のために使われることを願いたい。絶対権力者を置く社会主義的管理方式というのは、絶対権力者は利他的に被支配者に利益が及ぶことを考慮して、利己的なことを行う、というある種聖人君主的スタンスを求められるのですよ。その辺絶対権力を与えるなら必ず教化して欲しい。

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 …と書いたが指摘があって読み直したところ、一応それっぽい内容も書いてあったので記述しておく。(p.80~p.81)

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“面白かった、また遊びたい”そう思うことがセッションの成功であるのは前述したとおりだ。
 そのためにも相互に信頼関係を結ばれていることが必要になるのである。それを実現するのがゴールデンルールの意義である。
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 うーん。びみょー^^;。

・ゴールデンルールの意義=信頼関係を結ぶ手段

と読める。これだと納得しがたいかな。僕が言いたいのは、そもそもゴールデンルールを使うGMは信頼できないのではないか?ということなので。僕の主張としては

・ゴールデンルールはセッションを参加者全員にとって楽しくするために使おう。そう常に意識してマスタリングすることで信頼を勝ち得ることが出来る

ってだけなんだけど、そういう風には読めない。上記の文章を素直に解釈すると

・ゴールデンルールを規定することでPLはGMを(仮に)信頼することにする。そうすることによってセッションは楽しくなる

と言っているように思える。しかし僕は信頼できないのでは?と疑問に思いぐるぐる永久に回る(笑)。この辺に根本的な断絶があるように思われる。これって結局前書いた記事の“GMを立てておこうぜ。どうせ言っても無駄なんだからさ”って話を、耳に心触り良く言い換えただけに思われるなあ。

 しかしまあ、良心的に解釈すると、

・信頼することにする→信頼すればGMは信頼に応えた良心的な運営をしてくれる→さらに信頼感が高まる

という前向きな循環を考えているのかな?と捉えることも可能だ。何か「同じ月を見ている」と同じモチーフだね。うーん、すれた僕には出来ん思考だなあ。まあ、その辺は

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『ALF』は悪意と妨害に弱い。他人につまらない思いをさせるのは簡単なのだ。
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と、言い訳が書いてあるか(笑)。

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「人間以上」
 トーキョーN◎VAのSSSをたまには購入。ハインラインのタイトルを取ってくるのは版権的に問題ないのかな~?とか思いつつ。まあ、こんなの登録商標なんかにしてないと思うが。

・「月は無慈悲な夜の女王」
 よくある「これが正しい選択だよ」シナリオである。テーマは面白そうなんだけどねえ。

・「世界の中心で愛を叫んだけもの」
 バトルロイヤル。ごくふつーのありきたりなバトルロイヤルシナリオじゃない?そうですかw。
 まあ、価値観の対立というのはPC&PLが引き立つ、普遍的に面白くなるシチュエーションである。


んでは
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by namizusi | 2005-12-10 22:52 | TRPG


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