初心者のためのキャンペーン運営(1):(・_・)

 リクエストはだい~ぶ昔に受けたのですが、そろそろ書けそうな気がしてきたので初心者向けキャンペーン運営方法についての解説をば書きます。細かい話まですると際限なくいっぱい留意する点があるのでしばらく続くと思われます。

 ちなみにこの記事はTRPGのマスタリングをしたことがあり、マスタリングをする上での基本事項はわかっている、という前提で書きますのでその辺がわからない人はルールブックのマスタリングについての解説とかネットのマスタリングについての解説を読んだり、実際にセッションしてマスタリングについて理解してから読むようにしてください。

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0.余談
 なんか、そろそろまたTRPGやりたくなってきたのですが。やるとしたら以前やったクトゥルフシナリオ「異邦の騎士」の完全版をやるか、個人的に好きな記憶喪失ネタでもやるかその辺ですか。

 余談ですが、TRPGのメインの面白さって何?という命題があるのですが、システムを見ると

・やっぱり戦闘かなあ

というところがあると思います。もともとTRPGの元祖のD&Dは戦闘級シミュレーションから派生してきたものなので、キャラクター性のようなものも扱えるようにはなっていますが、やはりメインの面白さは戦闘(および戦闘につながる戦略的行動)ですし、最近の新しいシステムでも結局ちゃんと整備されているルールは何かというと「戦闘」になる。テーマが戦闘以外の部分のシステムでもとりあえず戦闘システムは入っている。

 そんな感じにシステムが結局「戦闘」の面白さから先に進歩しないのでプレイする人間も「戦闘」の面白さ以外の部分について進歩せず、かといってじゃあ戦闘に勝敗の面白さがあるかというと、勝つことが決まっていたりなんかして、メインの面白さが戦闘しか表現できてないにもかかわらず戦闘の面白さが奪われ、あと何を楽しむ?というとじゃれあいを楽しむのかあ?とか、まあそんな愚痴はさておき(笑)、僕は正直TRPGで初めてマスターして以来

・戦闘がTRPGのメインの楽しみであると思ったことは一度もない

という事実を断っておきます。僕にとってTRPGのメインの楽しみとは何かと言えば

・謎解き
・驚きとドラマチックな展開
・説得、話し合いによる共感
・葛藤と苦悩
・共同作業による物語創造

といった辺りになるでしょうか。まあ、他にある楽しみとして

・かっこいい/好きなキャラクターになりきることが出来る。見せることが出来る

というのもあるように思われますが、これについては「関係性の中で自己実現できないキャラクターはキャラとして死んでいる」「関係性の中で自己実現できるのであれば、別にあれこれ真似とかしなくても自然にキャラは立つ」と思ってるので正直まったく興味ないです。

 まあそんな感じで、僕はTRPGの面白さに対する感覚がまったく違うかもしれない。そのバックグラウンドの上で「僕が楽しいと思うセッション」を構築するためのテクニックを語るので、当然価値観が違う人から見ると期待する効果が得られない可能性が大いにあります。

 要するに

・この論で説明するテクニックを使用してセッションがうまくいかなかったとしても一切責任は持ちません。自己責任で対処しましょう。

と、言いたい(逃げを打っておくw)。

 ちなみに完璧に余談ですが「異邦の騎士(完全版)」で意図している面白さというのは

・共同作業による物語創造

かなあと思っています。まあ、物語センスの良いプレイヤーが集まればナチュラルにプレイしているだけでそういう楽しみは得られるのですが「そうでないプレイヤー相手でも容易にそういう楽しみが得られる(かも知れない)」というところが売りというか狙いというか。やりてーなあ。

 え~、いい加減余談が長すぎるのでこの辺にしておきます。

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1.キャンペーン運営に最低限必要な3要素
 とりあえず「GMのやる気」といったGM自身の精神論については保留することにして、

「いかにしてPLをキャンペーン終了まで参加するよう士気を高めていくか?」

という観点で必要な3つの要素を述べます。それは以下です。

1)目的設定をきちんとすること
 キャラクターやPLに何のために冒険に参加するのか?セッションに参加するのか?という動機付けを与える。

2)毎回楽しいセッションをすること
 楽しくなければ継続して参加しようという気は起きない。
 ただしこので述べる「楽しさ」とは物語の面白さとか語り口の面白さとかいったGMのセンスにかかわる問題ではない。ごく単純な、センスに拠らないテクニックによってTRPG独自の面白さを出すことができ、それによってPLをひきつけ続けることが出来る。

3)終わり時を見極めてきちんと終わること
 終わり時を見極めて、見極めたらさっさと終わること。きちんと終われば次も参加したいという意欲がわく。

詳細については次回以降解説することにします。


 ちなみにキャンペーンってオフだとプレイ環境が変わって参加できない人が現れてだんだん尻切れトンボで消えてしまったり、オンだとオンのサークルで土筆のようにニョキニョキ多数の卓が立つのですがみんなあっという間に廃れて消えてしまうことが多いようですが、僕はそうやってキャンペーンの卓を一度立てて途中で終わってしまったという経験はここ10年で1回しかないです(数十キャンペーンやってると思うのですが)。唯一中断したのは参加したメンバーの一人が人間関係でいざこざを起こしてサークルを抜けてしまって、ギスギスしてしまったので仕方なく自分の意思でプレイを辞めたというときだけと言っておきます。上記の3要素をきちんと押さえて、GM自身に最後までやり遂げる根性があるならば、必ず最後までキャンペーンをプレイし遂げることが出来ます(少なくとも僕は)。


ということで今回はこれまで。
次回に続く
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by namizusi | 2006-07-20 22:04 | TRPG


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