個人的な参考のため、観ました。
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id325630/
夢の世界のはちゃめちゃさ加減に、突然クリーンヒットしてくるヒューマンなエピソードと、いやーそんな落とし方でいいのかああという笑える展開と、わりと前衛的な話なのに妙に明るくさわやかで笑える映画でした。観ててとても楽しかったです。
夢の世界の話とか、夢落ちとかは基本的には「禁じ手」なのですが,たまにやるとその自由さ加減が非常に面白いですな。
・何よりつじつまを合わせなくていい
という自由さ。ただ、何の法則性もなく支離滅裂にやるだけではつまらないのですが、その辺でダイレクトに人の心のありようを赤裸々に描いて見せ、それ自体が法則として成立する、というのが夢ネタ系エピソードの面白さでありますな。最近だとサイバーなネタで夢的仮想現実の世界が描かれるものも多くなりました(マトリックスとか)。割りとそーいうネタをやりやすくなってきた(というか、人の心情が外に垂れ流しにされる世界に変貌してきたというか)という現実自体が面白いように思います。
関連作品?)
・「迷宮1000」
・「聖なる侵入」
・「銃夢」
・「シックスセンス」
・「マトリックス」
・「イノセンス」
・「ステイ」
etc...
前衛音楽のわりと叙情的メロディアスな要素の入った曲の作りに似てますかねえ。
人の慣れ親しんだ感覚を逸脱した表現で視聴者の感覚をかき回しつつ、突然シンプルでわかりやすい進行が混ざってくるとビリビリくる、てのがあるんですが、そういう感覚と今度の映画は似てるなあと思いました。エッヂではなくてかなりなるめ~ではありますが。エッヂなのは「アヴァロン」みたいなのを指すべきかのう。
んでわ