ポストモダンな現代音楽オタが(略):(・_・)

<元ネタ>
・アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
・◯◯オタが非オタの彼女に◯◯世界を紹介するための10本まとめ
http://d.hatena.ne.jp/ombra/20080724/p1

自分がこんなのを書くのはかなり冒涜的だろ~と思わないこともなかったが、面白かったので、呼ばれてもいないのに一応頑張ってテンプレに沿って書いてみました。ビューティフルドリーマーだけは何ともならんかった。TRPGだときっと余裕で書けてしまうのでパスしておきますわw。

しかし、絶版が多いのが一番泣けますな;;



・「春の祭典」(ストラヴィンスキー)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC-%E6%98%A5%E3%81%AE%E7%A5%AD%E5%85%B8-%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E7%89%88/dp/B0000ZP4NS

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「コンテンポラリー以前」を濃縮しきっていて、
「コンテンポラリー以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。長さもせいぜい30分だし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。

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・「ピアノ・レッスン」(マイケル=ナイマン)
・「トゥルーマン・ショー」(フィリップ=グラスほか)
http://item.rakuten.co.jp/asahi-record/00000734759/
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC-%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9/dp/B00005EHNP

アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな現代音楽(そうオタクが思い込んでいるだけ。
実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、
それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「アニオタとしてはこの二つは“映画”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

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・「POSSESED」(バラネスクSQ)
http://www.amazon.co.jp/Possessed-Balanescu-Quartet/dp/B000026ZGY

ある種のSFアニメオタが持ってる宇宙への憧憬と、JAXA監修のオタ的な考証へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも谷口悟朗な
「童貞的なださカッコよさ」を体現するハチマキ
「童貞的に好みな女」を体現するタナベ
の二人をはじめとして、オタ好きのするキャラを世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。

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・「タイタニック号の沈没」(ギャビン=ブライヤーズ)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%93%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E5%8F%B7%E3%81%AE%E6%B2%88%E6%B2%A1/dp/B00006O92P

たぶんこれを聴いた彼女は「デカプリオだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の作品がその後続いていないこと、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

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・「サンベア・コンサート」(キース=ジャレット)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%99%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88/dp/B00005FKDC

「やっぱり音楽って言ったらピアノだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「リタニア」や「プレイアデス舞曲集」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるキースの思いが好きだから。
日本縦断コンサートの記録を断腸の思いで削りに削ってそれでも6時間37分、っていう尺が、
どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「捨てる」ということへの諦めきれなさが
いかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
サンベア・コンサートの長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれがソロ・コンサートでなかったらきっちり150分以内(CD2枚組み)にしてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて6時間37分を作ってしまう、というあたり、どうしても
「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえキースがそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

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・「輪廻交響楽」(芸能山城組)
http://www.amazon.co.jp/%E8%BC%AA%E5%BB%BB-%E3%82%8A%E3%82%93%E3%81%AD-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%A5%BD/dp/B00005GXAF

今の若年層で大阪万博でこの曲を聞いたことがあるとか、
映画「AKIRA」の曲に使いたいと大友克洋が頭を下げに来たなんて話を知ってる奴はいないだろうから、
ぜひ紹介してみたい。
新しい生きた音楽を作ろうというムーブメントが芸能山城組というセミプロの団体から出てきたというのが
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく合唱好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆるかしこまった合唱音楽でしか日本のクラシック系音楽を知らない彼女には聴かせてあげたいなと思う。

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・「トランス」(マイケル=ゴードン)

いわゆるミニマルの繰り返し感覚やロックとの融合を見せてあげたい、というお節介焼きから聴かせるせる、
ということではなくて。
「終わらないメロディを延々と繰り返し続ける」陶酔感と
「パターンが劇的にぶち壊される」破壊衝動がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそアニメ版『らき☆すた』最終話はビューティフルドリーマー以外ではあり得なかったとも思う。
「祝祭化した日常を生きる」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源はビューティフルドリーマーにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

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・「リャーケン・ムジーク」(グレツキ)

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうクラシック風味の音楽をこういうかたちで陵辱して、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

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・「SF交響ファンタジー第1番」(伊福部昭)
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%99-%E4%BC%8A%E7%A6%8F%E9%83%A8%E6%98%AD-SF%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%83%BC/dp/B00005F6IN

9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にゴジラのテーマを選んだ。
ストラヴィンスキーから始まって伊福部昭で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、日本クラシック音楽界の先駆けと
なった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。


「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。

こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
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by namizusi | 2008-07-29 20:25 | 音楽


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