2005年 06月 24日 ( 1 )

先読みプレイの極意

 これの続き。状況が落ち着いてやっと書ける段階になったので書きます。

 さて、R&Rのリプレイの方は案の定、当初GMが想定していた魔大島ヒュノーでの冒険まで到達せず途中の小島での決戦でクリティカル滅亡で終了しました。めでたい。野暮ないまどきのTRPGゲーマーだとこういうのを「事故」と言いたがるでしょうが、そういうのを正真正銘の「野暮」といいます。

 さて、前回書いた

>「僕は漁師だから当然自分の船を持ってるよね?」(正確なせりふは忘れたです(^^;))

というタイミングで“まともにベテランな”プレイヤーであればこういう事を考えるであろう(と僕が考える)思考展開を解説します。まあ、僕は超能力者でも何でもないので、当人が実際どう考えたか知らないし、考えたとしても「無意識」に留意しただけかもしれないし、天然で何も考えず自然に動いただけかもしれない。結局「僕ならこう考える」というだけの話かもしれないですのでご了承を。

 まず、PCが置かれた状況を考えます。

・自分:何か設定があってヒュノーの奴らに復讐したいとか考えているみたいなので、とりあえず追っかけたい。GMも追いかけることを想定しているようだ
・他のPL:何か大切な「笛」を取られて追いかけたがっているようである。目的がかぶるので味方にしておいて損はない。

PCと他のPCの関係についてはこんな感じ。次に追いかけ方についてであるが

「案1:翌日以降に船を準備してゆっくり追いかける」
 GMが想定しているのはこれと思われる。だからあんな挑発など行うのだ。この案は比較的安全に追いかけられるが、GMが散々予告している「魔大島ヒュノー」まで追いつけない可能性が高くなり、そこでの冒険は過酷になる可能性が高い。序盤は楽だがあとが大変になる。きっとこのGMなら手ぐすね引いてあの手この手の邪悪な罠を準備しているであろう。

「案2:急いで船をチャーターするか盗んで追っかける」
 早く追いついてヒュノー到達前に対決できるかもしれないが、そもそも船を準備すること自体が難しく、判定に失敗すると「案1」に転ぶ。いぢわるなGMだと判定すらさせてもらえない可能性がある。(「誰も貸してくれないよ」とか「夜だし寝てるよ」とか)いずれにせよ敵側に時間を与えることになる。

「案3:自分は漁師だから当然自分の船を持ってる」
 PCの設定拡張解釈であるが、GMをうまく説得できれば
・船を入手する判定が不要になり100%成功する
・早期に追いつけるので危険なヒュノーに着く前に対決できる

こんな感じに主要3パターンくらい考える。
 特に案3は判定の必要がなく何のリスクもないのでとりあえず試してみる価値はある。うまくいけば展開が劇的に早くなる可能性が高い。問題は、そもそも「漁師なPC」が入ってくるなんてGMは予想していないはずなので、こういう提案をされたときの展開は何も考えてない可能性が高い。そういう時、下手なGMだと対応できずにキレて理由の説明もなく「ダメダメ」と却下してくることがありえる。幸い、今度のGMは自分に気圧されているようだし、あまり角が立たない程度に多少“押し”の提案をすれば飲んでくれそうである。逆に下手に出ると調子に乗ってこちら側に不利になる方向に喜んで話を展開させる方向に流れてしまうことも考えられるので、GMの対応を既成事実であるかのように選択の余地がなく見せかける必要がある。いわゆる「言いくるめ」である。重要なのは、「その設定を許したらその後の展開がどう激変してしまうか?」について考える隙を与えないことである。また、今回の「笛が盗まれる」展開は多少強引に無理に進めてしまったきらいがあるので、取引上GMは逆にPLの提案を受け入れやすい心理状態にあると考えていいかもしれない。

 …というようなことをせいぜい数ミリ秒~数秒くらいでキュルキュルと意識的・無意識的に網羅検討して、


「僕は漁師だから当然自分の船を持ってるよね?」


という最初の重要な一言を発言するわけです。
ベテランにとってはこの程度、簡単でしょ?w

んでわまた
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by namizusi | 2005-06-24 12:50 | TRPG