2006年 02月 07日 ( 2 )

大人がいない

 社会派ミステリ作家清水義範の書くちょっと変わった日本人論。こんなの書いてたんすか。

「大人がいない...」

 内容としては

1.アニメ・ゲームなどの子供っぽい文化が最近盛んになってきていて、全世界的にも受けている。しかし「源氏物語」などを見るに古来から日本には子供っぽい愛らしいものを愛でる嗜好はあったと思われる。それはそれでいいじゃん。

2.日本は豊かになって働かなくても生きていけるようになったため、あえて“大人”になる必要がなくなったので、いわゆる“大人”というものが減少しつつあるのではなかろうか。社会的な事件への反応を見るに、子供っぽい反応が増えてきているように思われる。

3.もうすぐ訪れる超高齢化社会等を鑑みるに、今後はそんなに豊かな社会ではなくなっていくであろうから、文化的に子供っぽいとかそういうのはかまわないが、国際的に、社会的な行動としてという部分では“大人”にならなくてはならないのではなかろうか。

というような話でした。

 大人には大人のいいところがあるし悪いところもある。大人じゃない人にもいいところも悪いところもある…というスタンスでわりと公正に判断しようとしているのが好感を持てます。単純に論説を書くだけじゃなくて逸話として小説や対談をそうにゅうしてるのも、この手の教養本としては特殊で面白いです。

それでは
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by namizusi | 2006-02-07 12:37 | ストーリーメディア

オリバー=ツイスト

 観ました。びみょー。

 オリバー・ツイスト

 19世紀のロンドンが舞台で、けなげで純真な孤児のオリバー=ツイストが何とかがんばって生きていくという話。現代版女の子版にしたのが「アニー」かのう。

 メロドラマっぽくいかにもかわいそうで純真な少年が盗賊一味に拾われて、その後どういうわけか彼のことを気に入った人のいい紳士に世話になり、盗賊の一味がうちの組織のことを漏らされたら大変だと彼を融解しようとし、盗賊団に世話になったはずなのに恩義をすっぱり忘れて警察を呼ぼうとしてそれを阻止され、いろいろあって銃で怪我を負ったのを盗賊団の爺さんに治してもらって命を救われ、最後は盗賊団は捕まって、爺さんが絞首刑になる直前に会いに行って涙する…という涙ちょちょぎれるメロドラマでした(棒読み)。

 昔のありがちな大衆的ストーリーですかね。ストーリ的都合で主人公の言動がころころ変わったりするのでちょいと感情移入しにくかったです。何で紳士様が突然彼を気に入るかも(お約束だけど)謎だし。

 当時の詳細なロンドンやイギリスの情景が観れるのは面白いところでしょうか。

 そんな感じでぼちぼち。
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by namizusi | 2006-02-07 12:23 | ストーリーメディア