シナリオ予告と囲い込み理論

 いい加減毒に犯されて辟易してるかもしれませんが、今回も毒記事をw。

 シナリオ予告というルール(というかテクニック)がある。
 このテクニックはもともとはGMがコアな内容のセッションをやりたいときにやむを得ず、そのコアな趣向を理解できる人間のみ集めてセッションをやろうというときに使われた手法で、そんなにコアでないシナリオであれば、だいたいシステムを見ればどんな感じのセッションになるか推定できるため不要とされてきたものである。

 実際のところ内輪なセッションならいざ知らず、コンベンションや別サークルやまったく新規に募ってプレイする場合には「システムは同じでもプレイの仕方がまったく違う場合がある」ため、告知をした方がいい、と我々は学習したw。まあ、ここまではいい。

 基本的な使い方として

・シナリオの趣向はごく一般的で多くの人が理解可能なものである。それがそのシステムの「スタンダード」であるかどうかはプレイ環境によって異なる
・最初の認識がずれていると問題が発生するので、一応参考のため告知する

というような意図で告知する。

・GMは基本的にどんなPLも受け入れるつもりである
・取っ掛かりの理解を深めるために情報を開示する

というスタンスが普通と考えるのだ。ところがこれをもう少し狭い意味で捉えて、前述の「コアな人向け」のための告知と同様な目的のために使用し、かつそれが普通であるというおかしな認識の人がいる(ように思う)。要するに

・GMは基本的に趣向を理解するPLしか受け入れるつもりがない
・PLを選別するために情報を開示する

という風に使われるのだ。

 この2つのまったく本質的に異なる用法が「シナリオ予告」というテクニックの明文化によってどっちがどっちだかわからなくなってしまった。おまけに後者の「参加者を制限する」ための手法こそがスタンダードであるという、僕に言わせれば“ヘナチョコ”な認識を普通であると考えてしまう人間が増えているんじゃないかと危惧する。

 というわけで、このテクニックをやたらに使うのはどうも好きになれない。この「シナリオ予告」に限らず、

・そのテクニックを使うのはいかなる意図のためであるか?
・どういうときにはそれを使わない方がいいのか?

というのをよく考えもせず、ただ公的に言われているからその通りにするのが良いのだと洗脳されてる人間が多いのには辟易するところである(誇張)。

んではまたw
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by namizusi | 2004-11-19 12:51 | TRPG


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