死亡確率と覚悟というものについて:(・_・)

 ストーリー志向の続きで。

 クライマックスというのは、ストーリー上最大過酷な障害と対決するものですので、対決するにあたって何らかの「覚悟」が要るわけです。……まあ、吉本新喜劇的に覚悟も何もなしにいきなり危機に陥らせてアタフタする場面をコミカルに描く、別に主人公が問題を解決してもしなくてもどちらでも良い、というスタンスもありますが、ハリウッド映画的ドラマの組み立ての場合は、きちんと主人公に障害を認識させて、それに対決する決断を描き、実際に対決する、という熱いドラマを楽しませようというスタンスになっております。

 その際、

「障害を解決できないかもしれない」
「死ぬかもしれない」

というリスクを負うことを決めることを本論では「覚悟」と呼んでおりますが、そこの「死ぬかもしれない」という覚悟において、どれくらいの確率で死ぬかもしれないと思っているのか?……というのがプレイ環境によってずいぶん違うなあと

・[TRPG論考]1回のセッションでPCが死亡する確率
http://ikapon.exblog.jp/11988495/

という記事を見てしみじみ思ったので、僕の環境だとどんな感じなのかを整理してみます。



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1.「PARANOIA」
 いきなりそれかよ(笑)って感じですが、比較的プレイ頻度が高い方かもしれないと思わなくもないので言及しておきます。「PARANOIA」って何? という疑問がある方はググって自分でどんなのか調べましょう。アイマスの素晴らしいリプレイがネット上で転がってたりしますな。

 「PARANOIA」って、ブラックユーモアの、PC同士が相手を「反逆者だ!」と言って殺し合う不毛かつ完璧なゲームなのですが、あのシステムを存分にグリグリ使いましてこってりプレイ出来たなあと感じるのは

・PCの死亡率500%(平均)

ぐらい死にまくったときでしょうか。大体1セッションでPCがのべ5回全滅する計算になります(ひでえwww)。幸い完璧である「PARANOIA」ではPCが死んでもクローンが補充されますので、ただ最大残機が6体となっておりますので、クローンが全滅して再起不能になるか、何とか生き延びて昇進できるか、その瀬戸際辺りを狙うのがギリギリたっぷりな「PARANOIA」のプレイとなります。

 究極的には要するに「PARANOIA」って

・死んで/殺していかにウケを取るか

に血道を上げるゲームですので、とっておきのブラックなギャグネタは、1セッション中に5回まではプレイ出来る。6回やったら、新キャラ作りましょう。そんな乗りですかね。

 とりあえずベーシックなプレイで「基本」として、そこは死ぬよね(笑)っていうところは

1)ミッション開始前に、ブリーフィングの会場に行く途上でとりあえず全員1回死んでみて、いかに酷いゲームかを味わってみる(笑)
2)ミッション後、デブリーフィングでお互い愚かな告発のし合いとか、ドツボ発言をし、各人1回くらいは脳みそにドリルを叩き込まれてみる(酷い(笑))

て感じでしょうか。ミッションが始まる前から死ぬのが酷いところです(笑)。で、あとはミッション中もいろいろ酷い場面があっていろいろ趣向たっぷりに死んで受けを取ると。

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2.「VIOLENCE」
 近未来アメリカで、ノーモラルなPCが罪のない一般市民をダンジョンハックするゲームですが(ひでえw)、まあ悪いことやってる以上、因果応報で、警官隊とかに囲まれて逆に殺されることになってもしょうがないよね♪というノリなので

・PCの死亡率は50%かそれ以上くらい?

という感じだと思います。

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3.余談:死ににくい環境
 上記記事の想定している環境というのは

・キャンペーンプレイが前提な環境
・PCは「正義の味方である」環境(「正義は勝つ」理論で)

という環境かなあと思います。キャンペーンだとそうそう死んでしまうと、育てる楽しみが減退してしまいますし、「正義の味方」的勝つのが当たり前な認識の環境だとやっぱり、死なないと思って参加する人が多いと思うので、その期待にこたえるためにも死ににくいようにしていると思われます。あるいは、死んでも蘇らせることが比較的容易とか。

 一方、

・PCは基本的に一般人と変わらない
・PCは善人でも何でもなくて、見る人によっては悪人とみられることすらある
・(PCを)ヤル気満々なシステムである

……というような状況だと、最初からわりと「死ぬときゃ死ぬ」「とりあえず死なないように頑張るけど、どうしようもないときはどうしようもないよね」と、覚悟してプレイしてるので、毎セッションPCが死んでも、たまに全滅してもわりとすんなり受け入れられているように思います。サタスペとかハンターズムーンとか墜落世界なんかはそんな感じかのう。

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4.「クトゥルフ神話TRPG」
 「クトゥルフ神話TRPG」は「PCは一般人でしかない」ので、わりとサクッと死ぬこともあるつもりでプレイしていますかね。キャンペーンなんかプレイした日には、キャンペーン中に何順PCが総入れ替えしますかね?というノリです。ホラー的ノリとして「1人くらいは帰ってこないとか発狂した方が、怖さが強調されて面白い」というところがありますので

・PCの死亡確率は20%くらい?(5人中1人が1セッションで再起不能になるくらいの感覚)

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5.「りゅうたま」
 りゅうたまはどうなんでしょう。ガチでやるとわりと死ねるんですが……竜人のブレスとか駆使すれば、そうそう死なないと思いますが。黒竜を除く。僕が前プレイしてたときは、キャンペーンの最終直前シナリオぐらいしかまともな戦闘をしなかったので

・PCの死亡確率は、ほぼ0%?(竜人による)

でした。その代わりに「素っ裸にされる」とか「動物にされてしまう」とか、別のペナルティを与えておりましたが。

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6.「深淵」
 深淵は

・PCは「普通の人」である((正義の味方的)ヒーローであると勘違いされることもあるけど、それは勘違いだ!(笑))
・PCは私利私欲で動くだけで善人でも何でもない(善人をプレイするかどうかはPL次第だし、プレイしたからってメリットは何もない。むしろデメリットの方が多い)

という感じだし、

・基本的にPCは毎シナリオ使い捨て(そのシナリオがそのPCの「最終回」と思ってプレイする)

て感じなので、全滅はよくありますし、全滅しなくてもPCが何人か死んでるのが普通な感じでしょうか。

・PCの死亡確率は、50%くらい?

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7.「ハンターズムーン」
 あれは、GMとPLのガチバトルシステムなので

・PCの勝利/全滅が50%ぐらいずつ

というところを狙っておると思われ、かつPCが勝利しても、PCの中に犠牲者があることもよくある感じなので

・PCの死亡確率は、75%くらい?

というようなバランスとなっておりますか。

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8.まとめ
 そんな感じなので、My環境の感覚だと、1セッション中のPCの1人以上の死亡って50%以上というのがわりと普通な感覚だったりしますが、それは感覚としてかなりずれてるだろうとは思ってます。なんていうか、わりと良くプレイするシステムがPCの死亡率が高いシステムばかりで絶望した! っていうかなんていうか(笑)。



そんなところで。
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by namizusi | 2010-10-08 00:27 | TRPG


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