最近読んだ本など

「ルシフェル 地獄変」
 中嶋望、講談社ノベルス

 プチ・バイオレンス作家、中嶋望の新作。前作「ルシフェル」の続編で、「地獄変」というのは芥川龍之介の「地獄変」をネタに持ってきて、地獄絵図のような人間離れした(ていうか、主人公「ルシフェル(源正義)」はサイボーグで人間じゃないし)血みどろの戦いを繰り広げるという、馬鹿っぽい話。よく似たモチーフで「ロボコップ」というのがあって、あれはあくまでサイボーグとなった主人公は正義のために戦うというモラルを貫いているが、この作品の主人公は、ただ私怨と戦いの快楽のためだけに戦っている(たまたま世間の人に役立ってる?というだけ)、というところが違う。かといって芥川龍之介の「地獄変」のような凄惨な話ではなく(こちらは、地獄絵図を描くために妻子を牛車に閉じ込めて焼き殺すという話(笑))、割とさわやかな青春ヒーローアクションものみたいであった。いや、えぐい死に方で血しぶきは飛ぶけど(^^;。
 こんなのもたまには良い。

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「魔法(The Grammer)」
 「奇術師」という作品を書いた割と評価の高かった海外ミステリ作家の作品。文庫で出てる。「メタ・ミステロイド(超・ミステリもどき?)」ですなw。内容はまあまあ。落ちは思ったより…て感じ。ボルヘスの「幻獣事典」でも見て

「グラム」

というヨーロッパ圏の妖精に関する知識を仕入れておくとちょっとわかりやすいかも。

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「生首に聞いてみろ!」
 「このミス!」日本1位だった法月輪太郎の数年ぶりの新作。読みやすい。殺人事件が起きるのではなく、石膏像の首が切り取られたミステリ、というところが本格ミステリっぽくて形而上的でよろしい。


次は何を読むかのう~。
んではまた
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by namizusi | 2005-04-01 12:39 | ストーリーメディア


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