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難しすぎるストーリーについて:(・_・)

http://simizuna.exblog.jp/8117970/

前回GM主観だとTRPGで扱うには難しすぎるストーリーを考えてしまいがちなので、そういう話はPC3の話にして、もっと超単純な話をPC1&PC2に割り当てると全PCが程よく活躍できるシナリオが作りやすいのでは、という話を書きましたが、今回はその「難しすぎるストーリー」とは何なのか、それでもあえて「難しすぎるストーリー」をTRPGでプレイするにはどうすればいいかについて僕のやり方を解説したいと思います。



1.「難しすぎるストーリー」の基準
 僕の基準は下記です。

1)NPCが3人以上登場するストーリーは、すでに難しすぎる
 依頼されて敵を倒す話だったら「依頼者」「敵」以外のNPCが登場した時点ですでにTRPGで扱うストーリーとして複雑すぎると判断します。

 まあ、基本的に3人にすればほぼどんなストーリー展開も表現できますが、3人になると必ず立ち位置的に被ってしまうNPCが発生するんですよね。というわけで2人に絞るようシェイプアップをする。PCが個別に動く非パーティー制のシナリオの場合にはPC主観のNPCを立ち位置兼任させることで1PCあたりの認識するNPCを2.5人ずつにしたりすることもあります。


2)大枠の場面転換が3つ以上発生するストーリーは、すでに難しすぎる
 起承転結の構成の場合、大枠の場面が4つ以上あったらすでに難しすぎると判断します。(転結の転換は、転換しないとして除外)


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2.「難しすぎるストーリー」を単純化する方式
 下記の3つがあると思います。

1)ストーリーを1本に絞る
 具体的方法としては、パーティー制にする、PC1の話を追うだけのストーリーにして、他のPCはメインストーリーの参加者という扱いにする。

2)ストーリーを複数章に分割する
 1章ずつのストーリーは上記の観点で超単純化し、それを連結することで複雑な展開を表現する

3)ストーリーをPC個別に分割する
 例)
 PC1:ヒロインを好きになって告白するというだけの単純な話にする
 PC2:ヒロインを好きになって告白するというだけの単純な話にする

 PC1とPC2の話を同時並行で進めるだけで全体としての構成が複雑化する。複雑化の部分はPLに提案依頼できるので(例えばPC1とPC2の対決場面は該当PLに考えてもらってGMはルールに則って演出するだけにする)、GMの負荷は増えない。(心配性のGMがおせっかいを焼いて勝手に負荷を増やすのは関知しない)

 ほかに、ヒロインとか悪役もPCにしてしまえば、PC個別のストーリーとしては意外と単純な話になって処理可能になることがよくある。

 とりあえず、PC間の関係の複雑化については考慮しないっていうか、そういうのはまさにPLが考えるべきである、という認識である。

4)NPC交代
 登場NPCを逐次交代させてPCが同時に認識すべきNPCを2人以下になるよう常に維持する。

5)ミステリものでやたらと登場人物が多い場合
 PCが関わる主なNPCを2人以下に絞る。他のNPCは単なる情報提供媒体という認識で。

D&DのNPCとモンスターの区分けなんかがよく出来てたと思うのです。今にして見ると。

6)FEAR系のゲストとエキストラなんかはどうなのか?
 いや、ヒロインの扱いとかおかしいっていうか、観点が根本的に違うし(笑。


以上
by namizusi | 2008-03-04 12:36 | TRPG


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