2005年 01月 16日 ( 1 )

「ネバーランド」と騎士道

 映画「ネバーランド」観て来ました。泣けるいい映画でした。
 ジョニー=デップの演技もなかなか良く、「おお、こんな役もできるんだ」という感じでまたまた今後も楽しみになってきました。

 んで、「ピーターパン」の作者ってイギリス人らしいんですけど、イギリス人を題材にした映画って、微妙に変な今風に言うと「おたく」っぽい感じの登場人物がよく現れて愛情表現とかもアメリカのように開放的ではなくてプラトニックで微妙にゆがんだ愛情表現をするというか。何でそんなに変なのか?というのを考えてみたのですが(何で(プラトニックとは言え)浮気してるのにそこがとがめられないのか?)、その辺を理解するのに

「騎士道」

という概念でうまく説明できるんじゃないかなと思いました。(最近「ドン・キホーテ」とかの資料を見てて騎士道の話が出て来たものでw)いわゆる「騎士道」的考え方というのはイギリスが発祥で(アーサー王伝説はイギリスの話ですしな)、その考え方によると

・騎士は想い姫にプラトニックな愛を捧げる。
・想い姫というのは大体貴族のお姫様で、すでに結婚していることもよくある
 (端的に言うと不倫であるが、それがとがめられることはない)
・プラトニックな関係を維持し純粋な想いのために命を捧げることを美徳とした
・これに嫉妬心を抱いたりするのは、そちらの方が野暮である

というような考え方なのだそうです。そう考えると、映画「ネバーランド」の主人公が未亡人に対して抱いたのは友情であり、「騎士道的な愛」であり、それは称えられるべき美談となって、むしろそれを「不倫だ!」と言ってとがめるのは「野暮」以外の何ものでもない、と受け止められる(西欧では)、ということなのではないかと思います。

 ふ~ん。
 以上、雑学でした。
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by namizusi | 2005-01-16 21:29 | ストーリーメディア