2006年 07月 20日 ( 3 )

初心者のためのキャンペーン運営(1):(・_・)

 リクエストはだい~ぶ昔に受けたのですが、そろそろ書けそうな気がしてきたので初心者向けキャンペーン運営方法についての解説をば書きます。細かい話まですると際限なくいっぱい留意する点があるのでしばらく続くと思われます。

 ちなみにこの記事はTRPGのマスタリングをしたことがあり、マスタリングをする上での基本事項はわかっている、という前提で書きますのでその辺がわからない人はルールブックのマスタリングについての解説とかネットのマスタリングについての解説を読んだり、実際にセッションしてマスタリングについて理解してから読むようにしてください。

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0.余談
 なんか、そろそろまたTRPGやりたくなってきたのですが。やるとしたら以前やったクトゥルフシナリオ「異邦の騎士」の完全版をやるか、個人的に好きな記憶喪失ネタでもやるかその辺ですか。

 余談ですが、TRPGのメインの面白さって何?という命題があるのですが、システムを見ると

・やっぱり戦闘かなあ

というところがあると思います。もともとTRPGの元祖のD&Dは戦闘級シミュレーションから派生してきたものなので、キャラクター性のようなものも扱えるようにはなっていますが、やはりメインの面白さは戦闘(および戦闘につながる戦略的行動)ですし、最近の新しいシステムでも結局ちゃんと整備されているルールは何かというと「戦闘」になる。テーマが戦闘以外の部分のシステムでもとりあえず戦闘システムは入っている。

 そんな感じにシステムが結局「戦闘」の面白さから先に進歩しないのでプレイする人間も「戦闘」の面白さ以外の部分について進歩せず、かといってじゃあ戦闘に勝敗の面白さがあるかというと、勝つことが決まっていたりなんかして、メインの面白さが戦闘しか表現できてないにもかかわらず戦闘の面白さが奪われ、あと何を楽しむ?というとじゃれあいを楽しむのかあ?とか、まあそんな愚痴はさておき(笑)、僕は正直TRPGで初めてマスターして以来

・戦闘がTRPGのメインの楽しみであると思ったことは一度もない

という事実を断っておきます。僕にとってTRPGのメインの楽しみとは何かと言えば

・謎解き
・驚きとドラマチックな展開
・説得、話し合いによる共感
・葛藤と苦悩
・共同作業による物語創造

といった辺りになるでしょうか。まあ、他にある楽しみとして

・かっこいい/好きなキャラクターになりきることが出来る。見せることが出来る

というのもあるように思われますが、これについては「関係性の中で自己実現できないキャラクターはキャラとして死んでいる」「関係性の中で自己実現できるのであれば、別にあれこれ真似とかしなくても自然にキャラは立つ」と思ってるので正直まったく興味ないです。

 まあそんな感じで、僕はTRPGの面白さに対する感覚がまったく違うかもしれない。そのバックグラウンドの上で「僕が楽しいと思うセッション」を構築するためのテクニックを語るので、当然価値観が違う人から見ると期待する効果が得られない可能性が大いにあります。

 要するに

・この論で説明するテクニックを使用してセッションがうまくいかなかったとしても一切責任は持ちません。自己責任で対処しましょう。

と、言いたい(逃げを打っておくw)。

 ちなみに完璧に余談ですが「異邦の騎士(完全版)」で意図している面白さというのは

・共同作業による物語創造

かなあと思っています。まあ、物語センスの良いプレイヤーが集まればナチュラルにプレイしているだけでそういう楽しみは得られるのですが「そうでないプレイヤー相手でも容易にそういう楽しみが得られる(かも知れない)」というところが売りというか狙いというか。やりてーなあ。

 え~、いい加減余談が長すぎるのでこの辺にしておきます。

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1.キャンペーン運営に最低限必要な3要素
 とりあえず「GMのやる気」といったGM自身の精神論については保留することにして、

「いかにしてPLをキャンペーン終了まで参加するよう士気を高めていくか?」

という観点で必要な3つの要素を述べます。それは以下です。

1)目的設定をきちんとすること
 キャラクターやPLに何のために冒険に参加するのか?セッションに参加するのか?という動機付けを与える。

2)毎回楽しいセッションをすること
 楽しくなければ継続して参加しようという気は起きない。
 ただしこので述べる「楽しさ」とは物語の面白さとか語り口の面白さとかいったGMのセンスにかかわる問題ではない。ごく単純な、センスに拠らないテクニックによってTRPG独自の面白さを出すことができ、それによってPLをひきつけ続けることが出来る。

3)終わり時を見極めてきちんと終わること
 終わり時を見極めて、見極めたらさっさと終わること。きちんと終われば次も参加したいという意欲がわく。

詳細については次回以降解説することにします。


 ちなみにキャンペーンってオフだとプレイ環境が変わって参加できない人が現れてだんだん尻切れトンボで消えてしまったり、オンだとオンのサークルで土筆のようにニョキニョキ多数の卓が立つのですがみんなあっという間に廃れて消えてしまうことが多いようですが、僕はそうやってキャンペーンの卓を一度立てて途中で終わってしまったという経験はここ10年で1回しかないです(数十キャンペーンやってると思うのですが)。唯一中断したのは参加したメンバーの一人が人間関係でいざこざを起こしてサークルを抜けてしまって、ギスギスしてしまったので仕方なく自分の意思でプレイを辞めたというときだけと言っておきます。上記の3要素をきちんと押さえて、GM自身に最後までやり遂げる根性があるならば、必ず最後までキャンペーンをプレイし遂げることが出来ます(少なくとも僕は)。


ということで今回はこれまで。
次回に続く
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by namizusi | 2006-07-20 22:04 | TRPG

デスノート(映画版):(・_・)

デスノート

 観ました。なかなか良かったんじゃないでしょうか。

 やっぱり実写にするとネーミングセンスの非現実性とか、CGの死神の嘘っぽさとかが気になってしまったのですが、その辺をうまく役者の演技力でフォローしてましたか。

 役者の演技力…といっても主人公が妙に堅苦しいしゃべり方をするとか、その辺が気になる人はいるでしょうが、日本人の役者って舞台俳優が主で、舞台だと「そういうしゃべり方をしないとインパクトが出ない」というのがあって、映画的感覚からすると変なしゃべりの役者が多いのはしょうがないと思ってます^^;。結局日本の役者の人材の層&環境の薄さの問題ではないかと。ヒロインは割りといい演技をしてたんじゃないかと思います。あと主人公の父親役も良かったですな。周りを固めてる人らはかなり豪勢な人が揃ってるんですが^^;。

 話の展開も原作の入り組んだのを端折ってレイ=ペンパー関連のエピソードを中心にシンプルにしてたのは良かったと思います。次回に続くということでいい所で切ってるのもよし。しかし、弥美沙のエピソードは無理やり入れてる感じでかなり要らないだろーと思った。(TRPGで下手なGMがエピソード主張のために変なNPCの話をやたらと押し付けてきてセッションがつまらなくなるのとよく似ている)

 何はともあれ、続きが楽しみです。
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by namizusi | 2006-07-20 19:04 | ストーリーメディア

明日の記憶、ウォレスとグルミットなど:(^_^)

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
 アカデミー賞を取ったのに日本ではあまり注目されてませんが。今世界的にアニメでこれはすごい!っていう3大巨頭と言えば、ディズニーアニメ、スタジオジブリ、それとニック=パークのウォレスとグルミットシリーズだと思います。覚えておきましょう。

 内容は、おとぼけ発明家ウォレスと名犬グルミットが、畑の野菜を荒らすウサギ退治に挑む、というスリルとサスペンス、愛と動物愛好に満ちた一級のエンターテインメントと言っていいすごい出来ですな。

 子供向けということで作られてるので「動物を一切殺したり虐待してはいけない」という縛りがあるようで、これを逆手に取って演出に生かしてるのが面白いですね。「残虐にバリバリやられる」→「ウサギにバリバリ野菜がかじられる」というメルヘン的残虐性の変換が実に見事です。


鉄鍋のジャン!
 ずーっと前から読みたかったんですけどやっと読めました。めっちゃ面白かった。
 しかし、読んでて元気が出すぎて食傷気味になる漫画って何なのか(笑)。


明日の記憶(ネタバレ)
 観ました。良い映画でした。
 まあ、なんと言っても渡辺謙ですかねえ。
 最後の落ちがわかりにくくてうやむやな感じで終わってしまったのですが、同系統の落ちとしては

ロング・エンゲージメント
サマー・ドレス(久美沙織「あけめやみとじめやみ」所収)

というのがあります。もっと色々あったような気が。韓国映画でも最近あったし海外映画でも何かあったな。最近もろに流行りだな。やれやれ。

 “記憶を失ってしまう”というのは昔からあるテーマの一つで、最近ではアルツハイマー病とか老人ボケとかで身近な問題となってきたため取り上げられることが多くなってきました。ここでさらに一歩踏み込んだファンタジーとして、夫婦とか恋人同士で相方が記憶を失ってしまい、最後には自分のことすら忘れられてしまった。ならば、もういちど彼(彼女)と知り合うところから始めて、また好きになっていくあの一番幸せな過程を繰り返そう、というゾクゾクするループネタがあります。うむ。個人的に癒し系理想的表現のひとつかのう。


そんな感じで。
んじゃ
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by namizusi | 2006-07-20 12:30 | ストーリーメディア